「サリンジャーの人生に感動する」ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
サリンジャーの人生に感動する
「ライ麦畑でつかまえて」を書いたJ・D・サリンジャーのアンソロジー。20歳の1939年から隠遁生活に入るまでを描く。
序盤は思いのほかエンターテイメント。しかし従軍した中盤から内省的な世界へ。戦争体験が彼にこれほど大きなトラウマを与えたのですね。
「ライ麦畑でつかまえて」を完成させるまでの苦悩、そして有名になってからの苦悩に十分納得した。両親や大学の恩師、妻となった女性等との関係も泣かせる。
これは思った以上の感動作だ。そして、昨年観た「ライ麦畑で出会ったら」と完全にリンクした。
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