悪女 AKUJOのレビュー・感想・評価
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悪女/AKUJO
2018年16本目の劇場鑑賞。
チョン・ビョンギル監督による革新的な超絶アクションとカメラワークが世界的にセンセーションを巻き起こした衝撃のハード・バイオレンス・アクション。
犯罪組織によって殺し屋として育てられたヒロインが辿る壮絶な復讐の旅路を驚異のアクション満載に描き出す。
冒頭でスクヒが50人以上の敵と戦うことになる前代未聞の殴り込みのシーンは、
「ハードコア」と「ザ・レイド」を足した様な強烈な映像でした。
ストーリー自体は目新しくはありませんが、
とにかくアクションがすごい。
バイクに乗りながらの日本刀でのバトルシーン、
下着姿で格闘戦、
花嫁衣装で長距離射撃、
厨房での銃撃戦など、
様々なアクションがふんだんに用意されてる。
時系列で現在と過去が描かれているけど、
スクヒが整形しているのもあって分かりずらいのも確か。
上映時間が124分はちょっと長すぎ。
ただただアクションが凄いだけの映画。
アクションが、えげつない
おもしろかったよ。
圧巻、アクションの連続でしびれました。
復讐
敵対組織に旦那を殺された主人公が独りでアジトに乗り込み復讐を果たすが逮捕~韓国国家情報院に実力を見初められて拘束され、工作員として働く話。
冒頭のアクションからかなり激しく惹きつけられるが、主人公が殺し屋だったこと等の背景があらすじを知っていないとわかりにくい。
それを除くとストーリーは判りやすく、何故か突然弱く感じるシーンがるものの派手なアクション満載。
ドラマパートは男の正体が分かった上で展開するのに丁寧にみせ過ぎていて冗長だし弛みを感じる。
自身の過去にハマり過ぎるミッションていうのも…。
弛みの部分が気になったのと、化粧のせいか弄っているせいか何人かの登場人物の顔の識別がし難いのを除けばなかなか面白かった。
ただ、直訳に近いのかも知れないが、日本語だと意味合いからしてこの邦題は頂けない。
スクリーン画面を破って出て来るほどの勢い
冒頭のワンショット主観映像の大殺戮シーンや、明らかにスクリーン画面を意識したであろう、窓や壁を観客席側に向かって突き破ってくるシーンがとても勢いがあって良かった。
そんな撮り方があるとは!というようなオリジナリティあるアクションシーンの連続で(それが演出上効果的にマッチしているかは一旦置いておいて)、全力で楽しませようとしてくれている!というアツい気持ちが伝わってくる!
ヒロインを演じたキム・オクビンさんが超絶美人なのも満足度を上げており、そんな彼女が多種多様な武器(斧やハンマーや刀)を振り回し、そこにハードロックがガンガンにかかるだけでアツいでしょう??
あの裏組織が一体どういう仕組みで成り立っているのかが悩ましいところだが (戦闘員の育成に何年もかけるわりには任務初日で見殺しにしてしまったり、それって今までかけたコスト無駄だし効率悪くない?笑)
また、あの2人が結ばれるきっかけが境遇が似てただけ(しかも本当かわからない)だったので、イケメンなら誰でもいいのかよ!と思われかねない(笑)そこはもう少し必然性が欲しかったかな。
あまりそんな細かいこと考えずに(不謹慎に)楽しもうぜ!という映画だと思います。オススメです。
悲劇性マシマシの韓流ニキータ
スクヒ自身は決して悪女ではない。ラストシーンでは完全壊れた鬼女になってしまったが。
オープニングの一人称アクションは思ったほど凄みを感じなかった。
中盤のソード&バイクチェイスシーンも劇場で観ると大興奮とまではいかない、というか予告等で事前に見すぎたせいもある。
クライマックスのカー&バスチェイスアクションもしかりで、アクションそのものというよりはどうやって撮ってるの⁉とカメラワークの方に目がいく。
アクション映画というよりスクヒの複雑で悲劇的な人生ドラマ。
斧に大金槌、ドスで血みどろ。
赤ちゃんのウネがブサカワ。
超弩級ハード・バイオレンス
血だらけ女優
これはすごい
FPS視点、ゲームの主人公を操作している気分
カンヌ映画祭で注目された作品-
かなり前から注目、期待していた作品でした。
最近のゲームでは
当たり前のようになってるFPS (1人称視点)
顎に取り付けたカメラで捉えた映像、
50人程度の立ち回り
オープニングから衝撃度、惨劇レベルも・・・
邦画では味わえない展開に
興奮度マックス状態になりました。
1人称から3人称視点に切り替わる映像も見事。
バイク上での日本刀を使ったアクションや、
ボンネットの上に乗って
車を運転してバスに乗り込むシーンなど冒頭、
ラストのアクションは
刺激的でした。ただ、カット割りが早くて
何が起きているのか
分からないほど・・・・笑
アクションはとにかく必見!!!
相当な訓練を積んで、撮影に望んでいるんだろうなぁ
どうやってこのカット、
撮影したんだろう・・・と
今からメイキングが見たくて仕方ないですね。
撮影の裏側が知りたい欲求が湧き上がってきました。
ドラマパート部分で、主人公が何故、
暗殺者になったのか・・・描かれます。
過去と現在を交互に見せながら・・・
あらゆる映画のオマージュが結構ありますが、
誰を、何を信じたらいいのか・・・
そんな状況に陥りながら
あの展開はねぇ~復讐の鬼と化し、
修羅のごとくどこまでも追い詰める。
そして、ラストに見せた表情-
悪女というタイトルの意味が
最後に分かるって感じですね。
あのラスト後の展開が個人的には見たい。
どんな人生を歩むのか、知りたいですね。
続編があったら鑑賞したいです。
後のアクション映画に影響を与えるであろう、韓流バイオレンスの金字塔
目の前で何者かに父親を惨殺された少女スクヒ。犯罪組織を率いるジュンサンに拾われ殺し屋として訓練された彼女はいつしかジュンサンと惹かれあい結婚するがハネムーンの最中にジュンサンを殺されてしまう。悲しみに打ちひしがれるスクヒはその殺人スキルを買われて国家組織に拘束され暗殺者として訓練を受け、別の名前をもらって表向きは舞台女優として第2の人生を歩み始めアパートの隣人ヒュンスと心を通わせるようになるが・・・。
昭和の東映アクション、または小池一夫原作の劇画群辺りの影響下にあると思しき忖度のかけらもない凄惨極まりない設定をベースに、緩急のタメを十二分に効かせた上で普通であれば表現することを躊躇うであろう鮮血に塗れた狂気をスクリーンに叩きつけてくる大胆さに観客10名のうち7名が中座しました。
『マッドマックス』、『男たちの挽歌』、『ニキータ』、『シュリ』、『トム・ヤム・クン!』、『ザ・レイド』、『ハードコア』、『ジョン・ウィック』といった狂暴な作品群を愛する者だけが涙する空前絶後の傑作。主演のキム・オクビンの後ろ姿にアクション映画の限りない未来を見ました。冒頭約7分間のオープニングシークエンスでまだ物語が何も始まっていないのに号泣してしまう途方もない大傑作です。
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