悪女 AKUJOのレビュー・感想・評価
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【オープニング・シーンの圧倒的な苛烈さ、スピード感に瞠目する。哀しき女殺人者の生き様に涙する作品。】
ー 冒頭7分間の殺戮描写の凄さ。バイクチェイスでの日本刀を絡ませたスピードアクションの数々。
一気にスクリーンに引き込まれる。ー
・そして、徐々に明らかにされる女殺人者の哀しき人生。
・主役の悪女を演じた、キム・オクビン曰く、”骨の髄までしびれるほどの苦痛を伴った作品”。
<スタントマン出身のチョン・ビョンギル監督の拘りが凝縮された、最期まで目が離せない韓国アクション映画の秀作である。>
<2018年2月13日 劇場にて鑑賞>
冒頭、終盤だけ保存したい!
冒頭からPOVの3Dゲームのような映像でいきなり100人切り。どこからどこまでが長回し?と考える暇もなく次々と新しい映像を繰り出してくる。途中POVから第三者目線となるが、このカメラワークも凄すぎる。どうやって撮ったのかを想像するのも楽しい。
残念なことに、中心となるストーリー展開が激しいほどの回顧シーンとの行ったり来たりで感情移入が全くできず、部長の言う本当の黒幕とかは訳わからない。整形して子供を産んで、一緒に引っ越してきたイケメン情報員。わざとらしいし、男の愛も感じられず、途中で観るのをやめようかとも思ったほど。バイクで日本刀を振り回すシーンはちょっとあり得なさすぎ。
ところが最後にまた山場がやってくる。冒頭シーン以上に見たこともない激しいカーチェイスとバス乗り込んでからの特殊撮影。カメラマン、どこにいるんだよ!?となるくらい凄い。冒頭とラストのワンショットっぽい映像だけは何度も見たくなる。ブルース・リーの『死亡遊戯』なんてのもラストだけでいい!という感覚に陥った。
現実離れしすぎ
アクション要素が強すぎ。ストーリーの面白さに欠ける。主人公の女の視点でストーリーが進むシーン。画期的な方法だけどなんとも思わない。ストーリーもありがち。1番信頼していた人からの裏切り。復讐劇。
斬新な…
DVDで。
韓国版アトミック・ブロンドかと思てたら違った。
途中のバイクのシーンと、最後のバスのシーンは滅茶苦茶凝ってて、どうやって撮ったのかわかんないし、スゲェ。
もうほんとにスゲェ!
いや、マジでスゲェよ!スゲェスゲェ!
スゲェ~!いや、マジスゲェ!もうほんとスゲェ!
よかったね~これ撮れたね~すごいね~。
それだけ。
何かね、何が何やら過ぎて、あんまし観客の事考えてない気がする。
斬新な映像というより、斬新なオナニー。
金の取れるオナニーなんて、そんなにありふれたものではないのです。
普通に長いし、恋愛の下りすげぇテンポ悪いしどう思って観てりゃいいのかわかんないし、可愛い子途中で死ぬし。
アクションとカメラワーク
アクションが徹底して素晴らしい。冒頭の主観アクションも良かったし、ラストのバス中アクションも、カメラマンがどこにいるのかわからない。カメラマンが通り抜けるスペースがないはずなのに、回り込みやら視点変えやら。トリック撮影なのか?長回しのワンカット撮りにさえ見え、素晴らしすぎ。
一方、ストーリーには新規性もなく、かなりありきたり。それに加えて、役者の顔の区別がつき辛く、名前も韓国名は馴染みがないので判別不能。そもそも主人公を拉致した殺し屋組織は(あらすじによると)国家組織らしいが、とてもそうは見えないし、荒唐無稽すぎる。それとも韓国では、国家直属の殺し屋組織があるのは日常なの?んなわきゃない。「おじさん」は何がしたかったの?
見入ってしまった
映画始まりから細長い廊下で乱闘シーン…最初から凄くアクションから始まる。
ヒョンスは情報機密組織の一員でしたがスクヒを愛してしまう。
ホントなんかアクション映画なんだけど恋愛映画でもあって凄くよかったしラストは切なすぎた
復讐に燃え車のボンネットに乗って相手が乗るバスを追うシーンはかっこよ過ぎた
楽しみにしてたけど
YouTubeで予告編のトンネルのバイクチェイスを観て、楽しみにしていたけど、(´ε`;)ウーン…って感じだった。
アクションシーンに色々趣向を凝らして工夫しようとしてるのは分かるけどちにかくカメラワークがうるさくて集中できない。
ストーリーも時系列入れ替えとか、やりたい事は分かるけど全体的にあまり上手く行ってないと思うし、鈍重に感じた。
女優さんも動けるんだし、もっとシンプルな復讐譚で良かったんじゃないかな。
惜しい…
確かに「どやって撮ってるの!?」てなるし、一見の価値あり。だけどストーリーがかなりありがちで、時系列を前後させる手法もあんまり上手くないので勢いを削いでるし、単純な話のはずが分かりにくくなってる。しかし韓国の女優さんはすごい。。
哀女
女暗殺者を主人公に、これぞ韓国映画!とでも言うべきハード・アクション。
とにかくその、アイデア、見せ方を凝らしたアクションの数々に圧倒させられる。
まずは、開幕早々。ヒロインが約50人の刺客を次々ブッ殺していくシーンから始まるのだが…、
これをヒロインの目線=主観映像で撮った大胆&ユニークさ!
主観アクションは最近ちらほら見かけるが、それでも作品の掴みとしてはばっちり。いきなり引き込まれる。
続くは、日本刀アクション。そのバトルをしながらの、バイク・チェイス。ノーCGだと言うこのシーンがマジスゲェ…。
半裸姿のナイフ・アクションも刺された時の痛々しさ含み激しい。
そしてクライマックスは、走るバスに飛び移り、斧を片手に殴り込み。一体どう撮ったんだ?…と思うくらい、映像もスゲェ…。
合間合間に、ガン・アクション、肉弾戦。
容赦ないバイオレンス。
アクションは世界一とふんぞり返っているハリウッドに見せてやりたい。幾らハリウッドとは言え度肝を抜かすだろう。
たっぷりの予算を投じ、迫力やスケールはハリウッドかもしれないが、激しさや迫真さはやはり韓国!
壮絶なのはアクションより、ヒロインのドラマの方。
幼い頃に父親を殺され、犯罪組織に育てられたスクヒ。
その組織の若頭と愛し合うようになるも、敵対組織に殺され、復讐を果たす。
その直後国家情報院に身柄を拘束され、政府直属の暗殺者になる事を強いられる。
妊娠しており、娘を出産する。
ある条件と引き換えに、娘と郊外のマンションで暮らし始め、隣人の男と出会い、恋に落ちる。しかし、この男は…。
男との結婚式当日、ある任務が。ターゲットは何と…!
常に裏社会や巨大権力の下。
特に、国家情報院の冷徹で非人道的な任務や訓練にはゾッとさせられる。
やっと掴んだと思ったささやかな幸せも…。
任務の果てのまさかの事実も…。
血生臭い残酷な運命に翻弄され続ける生き方から逃れられないのか…。
ラストシーンでスクヒが見せた“笑顔”に戦慄…!
今年劇場公開もしくは新作レンタルの韓国映画の中でも、特に期待してた一本。
堂々のBEST!…とは残念ながらならず。ちと難点が2点。
まず、過去と現在が交錯、人間関係などちとややこしい。ちょいとこんがらがってしまった。
それから、恋愛パートが急に別の映画になったかのようにトーン変わり。恋愛パートはヒロインの悲劇を描く上で必要不可欠なのだが、何だかチープな韓国メロドラマを見ているようだった。
(よって、現時点で今年見た韓国映画のBESTは『新感染』か『MASTER』)
スクヒ役のキム・オクビンの熱演は称賛モノ。
激しいアクションの数々をほぼノースタントでこなし、ヒロインの複雑な内面も体現し、そして勿論美しくもあり、色んな意味で魅了される。
監督は、スタントマン出身で、『殺人の告白』でデビューしたチョン・ビョンギル。
『殺人の告白』ではどんでん返しサスペンスの中にも秀逸なカー・アクションを披露してくれたが、本作では前述の通り、監督の“こんなアクションが撮りたい!”というアクションLOVEがてんこ盛り。
また監督が『ニキータ』が好きらしく、本作のベース。ヒロインがウェディングドレス姿でライフルを構えるシーンに、似たシーンは無かった筈なのに継承や敬意を感じ、とりわけ印象に残った。
韓国映画らしいハードなアクション!バイオレンス!
暗殺者として、シングルマザーとして、一人の女として、哀しく過酷な運命…。
監督の思い入れたっぷりのアクション・ドラマに、胸震わされる。
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