悪女 AKUJOのレビュー・感想・評価
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やだなにこれしゅごい
予告編だけ観ていて劇場では見逃していたのでやっと観られた。そうか全編一人称視点ではないのか。そもそもめざしているものが違ってた。
冒頭から説明抜きでエンジン全開の凄まじいアクションシーンには開いた口が塞がらない。わざわざこんな撮り方する必要ないだろうに馬鹿なことして…尊敬します!
恋愛要素はもう少し減らすかシンプルな方が良かったと思うが、無駄に複雑な構成も好きだ。
ところでタイトルの『悪女』と日本語の“悪女”とは意味が違うのではないだろうか?
韓国映画ってスゴイ!
冒頭のノーカット一人称視点のバトルシーン、文句無くスゴイ‼️シューティングゲームのパクリと言えばそれまでだが、この激しく息つく間もないアクションを一人称で撮るという発想はなかなか出ない。韓国映画って凄かったんだ。この流れでthe Witchにも繋がってるのかねー。
『細かな粗をも補うめくるめく映像体験』
自宅(CS放送)にて鑑賞。導入部から『ハードコア('16)』を思わせるFPSによるいきなりの襲撃シーン──のみに留まらず、アングルは視点の主を舐め回す様に周回すると再度、視線の主へと戻る。更にこれらの動きを縦横無尽に行き来、繰り返す正に自由自在なカメラワークで、これは二輪車やバスを用いたアクションシーンでも観られる。対象をぶらしたり、髪や衣服等、被写体の一部へのズームアップにて繋ぎ目を合わすワンカットに見せるPOVのテクニックも多用している。それにしてもここ迄来たかと感心するショットやシーケンスが多く、この斬新な映像を体験するだけでも一見の価値あり。70/100点。
・韓流お得意の復讐譚であるが、誰に対する何のリベンジなのかと云う点に捻りが加えられている。オープニングがラストに繋がる作りではあるが、ストーリーや構成自体は至ってシンプルである。
・キム・ソヒョン演じる“クォン”宝塚歌劇の男役を思わせる短髪に終始、飾り気のない無彩色な(主にグレー系の)パンツスーツを着用しており、至ってクールな身のこなしに冷徹で無慈悲な言動、「(そんな事すれば)私の二の舞になる」と云うたった一言で過去への想いを想像させる秀逸な科白が佳かった。
・鑑賞直後は、壮絶で迫力満点なアクションシーンについ眼を奪われ勝ちだが、一旦冷静になり、全篇を見渡すと矛盾した箇所やプロットホールとも呼べるご都合主義的な展開等に思い当たってしまう。例えば黒幕であり、本作最大のキーパーソンであるシン・ハギュン演じる“ジュンサン”、冷酷なのは判るが、工作員としてその言動は、有能なのか間抜けだったのか、よく判らないキャラクターだったりする。タイトルも内容に即しておらず、今一つしっくりこない。繰り返しになるが、アクション(特に車・バイク絡みの)シーンは迫力満点なだけに惜しまれる。
・大まかなプロットやシーケンスは『ニキータ('90、ハネームン中に指令を受けユニットバスでライフルにて銃撃するシーンもきっちり有)』や『コロンビアーナ('11)』と云ったL.ベッソンの一連の作品群を髣髴させ、似たシーンやオマージュを思わせる箇所も多かった。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション('15)』内で、オペラハウスに黄色いドレスを身に纏ったR.ファーガソン扮する“イルサ・ファウスト”が標的を狙うソックリなシーンがある。更に幼少期のエピソードと描写は、『キル・ビル('03)』その儘である。
・“ジュンサン”のシン・ハギュン、誰かに似てると思ったら、引退したエスパー伊東もしくはインパルスの板倉俊之で、孰れもお笑いの方が思い浮かんだ。“チャン・チョン”のチョン・ヘギュン、 “スクヒ”の父親としてパク・チョルミン、命乞いする惨めなラストを迎えるライバル工員“キミウ・ソン”のチョ・ウンジ等、監督の常連組を顔を揃え、ガッシリと脇を固めている。
・第70回 カンヌ国際映画祭('17)内で5月21日に初公開された折、終了時にスタンディング・オベーションを受け、約四分間に亘り、拍手が鳴り止まなかったらしい。
【オープニング・シーンの圧倒的な苛烈さ、スピード感に瞠目する。哀しき女殺人者の生き様に涙する作品。】
ー 冒頭7分間の殺戮描写の凄さ。バイクチェイスでの日本刀を絡ませたスピードアクションの数々。
一気にスクリーンに引き込まれる。ー
・そして、徐々に明らかにされる女殺人者の哀しき人生。
・主役の悪女を演じた、キム・オクビン曰く、”骨の髄までしびれるほどの苦痛を伴った作品”。
<スタントマン出身のチョン・ビョンギル監督の拘りが凝縮された、最期まで目が離せない韓国アクション映画の秀作である。>
<2018年2月13日 劇場にて鑑賞>
冒頭、終盤だけ保存したい!
冒頭からPOVの3Dゲームのような映像でいきなり100人切り。どこからどこまでが長回し?と考える暇もなく次々と新しい映像を繰り出してくる。途中POVから第三者目線となるが、このカメラワークも凄すぎる。どうやって撮ったのかを想像するのも楽しい。
残念なことに、中心となるストーリー展開が激しいほどの回顧シーンとの行ったり来たりで感情移入が全くできず、部長の言う本当の黒幕とかは訳わからない。整形して子供を産んで、一緒に引っ越してきたイケメン情報員。わざとらしいし、男の愛も感じられず、途中で観るのをやめようかとも思ったほど。バイクで日本刀を振り回すシーンはちょっとあり得なさすぎ。
ところが最後にまた山場がやってくる。冒頭シーン以上に見たこともない激しいカーチェイスとバス乗り込んでからの特殊撮影。カメラマン、どこにいるんだよ!?となるくらい凄い。冒頭とラストのワンショットっぽい映像だけは何度も見たくなる。ブルース・リーの『死亡遊戯』なんてのもラストだけでいい!という感覚に陥った。
現実離れしすぎ
アクション要素が強すぎ。ストーリーの面白さに欠ける。主人公の女の視点でストーリーが進むシーン。画期的な方法だけどなんとも思わない。ストーリーもありがち。1番信頼していた人からの裏切り。復讐劇。
なんだこれ?
アクションは見づらい、話は飲み込みづらい、
とても苦痛な2時間でした。
アクションシーンはカット割りが激しく、何が起こっているのかわかりにくい。
カクカクした映像(コマ飛ばし?)がカッコよくてやっているのかもしれないけど、逆にゲームっぽくなってしまい、リアリティが下がっている。
オープニングのアクションシーンも、ゲームっぽくて今風かもしれないけど、正直、最悪なほどに見にくい。
そして、ヒョンスは1人で組織を壊滅できるほどのスゴ腕工作員なのに、別のシーンでは何気ない敵モブに苦戦するしている。ヒョンスの強さがご都合的。
ドラマパートはもっと酷い。
ヒョンスが何の組織から何の組織に寝返ったのかがよくわからない。
ヒョンスを恋に落とそうとする男のヒトがいるけど、この人達は普段何やってるヒトなの?すごくプロ意識に欠ける発言・行動が目立つ。
そして何より、ヒョンスは殺人マシーンなのに、人の生死であーだこーだされても、人間味がないんだから説得力に欠ける。
もし、マンガで読むのであれば楽しめたと思いますが、とても映画向きでは無いように思います。
まあ、良かった点をあげるとすれば、ボンネットに乗って斧を持って車を運転するシーンが斬新だった事でしょうか?そこもツッコミ所満載ですが。
斬新な…
DVDで。
韓国版アトミック・ブロンドかと思てたら違った。
途中のバイクのシーンと、最後のバスのシーンは滅茶苦茶凝ってて、どうやって撮ったのかわかんないし、スゲェ。
もうほんとにスゲェ!
いや、マジでスゲェよ!スゲェスゲェ!
スゲェ~!いや、マジスゲェ!もうほんとスゲェ!
よかったね~これ撮れたね~すごいね~。
それだけ。
何かね、何が何やら過ぎて、あんまし観客の事考えてない気がする。
斬新な映像というより、斬新なオナニー。
金の取れるオナニーなんて、そんなにありふれたものではないのです。
普通に長いし、恋愛の下りすげぇテンポ悪いしどう思って観てりゃいいのかわかんないし、可愛い子途中で死ぬし。
アクションとカメラワーク
アクションが徹底して素晴らしい。冒頭の主観アクションも良かったし、ラストのバス中アクションも、カメラマンがどこにいるのかわからない。カメラマンが通り抜けるスペースがないはずなのに、回り込みやら視点変えやら。トリック撮影なのか?長回しのワンカット撮りにさえ見え、素晴らしすぎ。
一方、ストーリーには新規性もなく、かなりありきたり。それに加えて、役者の顔の区別がつき辛く、名前も韓国名は馴染みがないので判別不能。そもそも主人公を拉致した殺し屋組織は(あらすじによると)国家組織らしいが、とてもそうは見えないし、荒唐無稽すぎる。それとも韓国では、国家直属の殺し屋組織があるのは日常なの?んなわきゃない。「おじさん」は何がしたかったの?
美しきアサシン、怒濤のバイオレンス!
レンタルDVDで鑑賞。
美しき女殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたバイオレンス・アクション。本筋は韓国映画ならではの愛憎に満ちたものでした。
かつて愛した男、今愛している男―。己の背負う過酷な宿命に雁字搦めになりながら戦い続けるスクヒの姿が、痛々しくも美しい限りでした。結構メロドラマ部分が長いような気もしましたが、そこから怒涛のクライマックスへと繋げていく展開に、感情の噴出がハンパなかったです…。
冒頭から主人公目線の血みどろアクションを堪能! ゲームの主観場面のようでした。主人公が鏡に映った瞬間に切り替わる視点が見事! 殺しのスキルはジョン・ウィック並み(笑)
クライマックスもビルの中、外、カーチェイス、そしてバスの中と目まぐるしく場面が展開! スクヒ無双と呼べそうな激しいアクションが繰り広げられ、興奮して手に汗握りました。
アクションシーンは主に冒頭とクライマックスに設けられていましたが、両方に共通しているのは、長回しのような演出と「いったいどうやって撮影したのだろうか?」と、とても気になってしまうカメラワークの鮮やかさ…。
スクヒに寄り添うようにあるかと思えば、回転して外からの視点に変わり、瞬く間に上空からの視点に切り替わり、そうかと思えば、また主人公目線に戻って来るという大胆さ…。しかも一発撮りと錯覚してしまう「バードマン」的編集の妙…。アクション映画の革新だなと思いました。
メイキングが観たい! 残念なことに、レンタルDVDには特典映像が収録されていませんでした…。セル版には入ってるのかしら? 普段は特撮映画以外メイキングは観ないのですが、本作は本当に気になりました。
見入ってしまった
映画始まりから細長い廊下で乱闘シーン…最初から凄くアクションから始まる。
ヒョンスは情報機密組織の一員でしたがスクヒを愛してしまう。
ホントなんかアクション映画なんだけど恋愛映画でもあって凄くよかったしラストは切なすぎた
復讐に燃え車のボンネットに乗って相手が乗るバスを追うシーンはかっこよ過ぎた
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