「ところどころビジュアルが突き刺して来る現代版シュリ?」悪女 AKUJO 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
ところどころビジュアルが突き刺して来る現代版シュリ?
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シュリは泣いた。
童貞の俺は叶わぬ純愛に泣いた。
あれから約20年、当時童貞だった僕も、幾多の女性ともロマンスを経験し、少々の恋愛シーンでは翌日の仕事の段取りを平行して考えることができるくらい、平常心で観れ、ラブシーンでも、微笑ましく観れるようになった。
要は、刺激に慣れた。
マトリックス以後、CGを巧みに使い、ムキムキマッチョじゃ無くてもアクション映画が成立し、トムクルーズが永遠に主演アクション映画を量産し、ニコラスケイジがただの風景になった今、次のアクションは何か、韓国は頑張った。
流行りのドローンを巧みに使い撮影したトンネルのバイクチェイス、ラストの路線バスでのクライマックス、冒頭のFPSシーン。
お腹いっぱいである。
別に改造手術を受けたわけじゃない主役の女が斬りまくる。
いつしか、大量の血糊もただの添えられたブルーベリーソースに思える位、麻痺しかけた感性を揺さぶってくる。
正直ストーリーはありきたりだし、ボスの女性がワールドビジネスサテライトのアナウンサーに観えて仕方がないのだけど、何か心に残る映画。
p.s. 娘が節子(火垂るの墓)にしか見えませんでした
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