「映像がきれいで音がきれい」聖なる泉の少女 toさんの映画レビュー(感想・評価)
映像がきれいで音がきれい
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山村の風景がきれいで、環境音が良かったです。川の流れる音や雨の水滴の音、魚を洗う水音、近くの工場の音。親子の対立では、口汚く罵り合ったりはせず、静かな話し合い。パンフレットで静謐という言葉が使われていますがまさにそれといった感じで、個人的にとても気に入ったので星5です。
伝統の儀式を残したい父と自由に普通に暮らしたい子の対立は、答えが出ないまま外的要因によって静かに終わりを迎えてしまいます。
自分はチラシに書かれていたような今日の物質文明に対する意義などは特に感じず、また喜怒哀楽や善悪なども感じず、諸行無常の理を感じ、ある物事の終わりを見届けたという厳粛な気分で映画を見終わりました。
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