「顔を隠す手」飢えたライオン Kさんの映画レビュー(感想・評価)
顔を隠す手
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インディーズらしい画面構成。でもそれがいい味になっている。描き出されるテーマは気づかれにくい社会問題をとてもよく反映していて、意欲的な問題作だと思う。
最後のAV撮影のカットの解釈は、自信はないが、事実をもとに作られた巧妙なフェイク画像のメイキングという立ち位置なのだろうか。なぜなら顔を隠す手の左右が違う。
物語の前半で撮影されたものが本物で、それを見た誰かが話題性に乗り、法的に問題のない形に焼き直して金儲けを狙っているのか、あるいは全くの想像から作ったフェイク画像をたまたま本物に似た形にして、映画を観る私たちを欺き、偽物はこんな風に本物になるということを示そうとしたのか。
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