「誰かを思う気持ちをそっと優しくしまっておきたくなる」ひかりの歌 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
誰かを思う気持ちをそっと優しくしまっておきたくなる
ちょっとわかりにくかった。連作なら連作なりにはっきりしてほしいモヤモヤは残る。でも、どこにでもいそうな人たちが、それぞれの環境で出会う人とかわす感情のふれあいを見届けるにつけ、なんだかぽわっと温かくなり、なんだかきゅっと苦しくなった。たぶん大した意味はないかもしれない。でも、そんな意味のあまりない日常こそが、人が生きるってことなんだなと思える。
最後のエピソードは、単独でみてもちょっとしみた。いいなあ、ああいう車の中で二人で歌うのって。あのとき、一緒にいなかった時間が埋められた気がした。
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