パンとバスと2度目のハツコイのレビュー・感想・評価
全50件中、21~40件目を表示
妹との絡みがいい
絵を描くことを辞め、パン屋で働いてるふみがハツコイの人に再開する話。 ふみは、自分の事が好きになれないため、人から好きと言われると引いてしまう。この気持ち、めちゃくちゃ共感する。 ハツコイの相手、たもつは、どちらかというとスッキリした性格。ちょっと無神経でデリカシーがない気もする。 正直、この二人が惹かれ合うという事に共感出来ず、話に入り込む事が出来なかったけど、パンとかバスとか洗濯機とか、妹とのかわいい絡みとか、絵の書き終わりはいつとか、色んなエッセンスが散りばめられていて面白かった。
それぞれの日常は特別なんだよね
ゆっくり流れる時間、大切な人との時間。 この景色も、あの景色も、その人にとっての当たり前は、 誰かにとっての特別なんだよね。 僕らのいる世界は本当に素晴らしい。 あと、パン食べたくなったよ。 今泉力哉万歳。
ずっと追いかけてほしい。
いやあ、冒頭の退屈なところを乗り切って、最後まで観て良かった! ストーリーにそれほどの起伏があるわけではないが、微妙な若者たちの恋愛観を繊細に描き出した秀作だと思う。台詞回しとともに、主演の深川麻衣と山下健二郎の距離感がいい。二人の演技が、大きな起伏のない展開の中で、微妙な感情を見事に表現している。 「パン」「バス」「2度目のハツコイ」が、それぞれが順番に出てきます。ふみ(深川)は、たもつ(山下)のことを、ずっと追いかけてほしいなあ。 若い助演者も素晴らしい。特に妹。
乃木坂映画でこれやっちゃうか!
めっちゃ良かった。ロメールの映画みたいだった。ヨーロピアンなタッチで恋愛映画、しかもそれが乃木坂映画とは。ある意味エポック。 深川麻衣がかわいい。彼女の控え目に移り変わる表情を追いかけているだけで映画的な悦びを感じる事が出来る。 尋ねて来る妹の存在がなにげに物語の補助線として重要に思えた。妹は姉(深川麻衣)の事を知りたいと彼女をモデルに油絵を描きはじめるが、これは彼女を見つめ続けるというこの映画の構造そのものだ。彼女が抱える痛みなのか、それは気分程度のものなのかは輪郭としてぼかされてはいるが、とにかく彼女のこの日々を見つめ続ける事を妹と共有する仕掛けになっている。 久しぶりにミニマムで豊穣な映画体験だった。本家ロメール映画を見返したい。
不思議な空気が生み出す余韻、今泉マジックの心地よさ
まだ映画館で公開される前、まだ高校生だった頃の私は、ポスターを見て「目があった」ような感覚を感じた。それから2年経ち、ようやく観れたのだが、観て本当に良かったと思えた。 今泉監督の作品を観るのは、まだ3作目。『愛がなんだ』でも感じた不思議な余韻で、言葉を生み出すことも難しい。それくらい心地よくて、恋愛映画とは思えない世界観を作っている。 深川麻衣や山下健二郎のフレッシュな演技に、伊藤沙莉や志田彩良の確かな助演が光る。普通の空気が余韻を生み出す、今泉マジックが光る作品。
難しく感じた。この作品の軸や監督が伝えたかったメッセージを100%...
難しく感じた。この作品の軸や監督が伝えたかったメッセージを100%理解することはできなかったけど不思議と観終わった後には「面白かった」と感じた。モヤモヤする部分が何箇所かあってそこが消化できなかったことが悔しい。これから何回か見直すことで、もっと人生経験を積むことでこの作品の本当の「面白さ」がわかるような気がする。人生経験の浅い10代の僕にこの作品の良さを理解するにはまだ早かったのかもしれない。
あの時はそれがベストだと思った
付き合ってもないのに 嫌いになれる訳ない、、 なるほどなぁ。 異性の友達は、 どっちかが片方を好きなんだ 確かになぁ。 「孤独は俺が守るから」 謎な少年。 でも深み。 自分がずっと好かれる自信ない あなたをずっと好きでいる自信もない 結婚って、なんなんでしょうね 覚悟と勇気と狂気。 タモリさんは結婚は狂気だと言ってた。 ちと狂わないとできないんだなw 失敗してもいいじゃない! 傷ついても傷つけてもいいじゃない! それでも愛されそうな主人公 自分である自信は持っていて欲しいと思いました。もはやありそうだけど。 こういうのが乱文っていうんだな。
深川麻衣トークショー付き上映
2月上映作品のためか今(7/1)近くでやってる映画館がないので遠出、(なかなかのロングラン作品) ファーストデー割引き目当てで元々ここで映画を見る予定が、 前日になんと本人のトークショー付き上映がその日にあるって知り、チケット取ってみたら取れてしまった。 トークショーからの上映なので、ネタバレしないようにヒント的なトーク。 午前の部は上映後のトークショーなので、具体的なシーンの撮影時の心境なんて話してたらしい。 そっちの方が、答え合わせ的な面白さも楽しめた気が。(どっちが正解かわからんが。) で、映画として、 好きとはなんだろう・・・って投げかけの映画かな。 パン屋とバス屋のハツコイの再確認映画か。 何気ない日常の切り取りを映画にもっていったのはなかなか。。 姉妹の何気ないシーンも可愛かった。 本人のトークショー付きで観れたのがとても良かった。
意外と共感出来る人は多い?こじらせ系女子のほっこりムービー。
【賛否両論チェック】 賛:不器用な主人公達の恋模様(?)ならぬ人間模様に、不思議と心が温かくなるよう。一見小難しいテーマが、それとなく散りばめられているのも印象的。 否:本筋とは関係ない日常のシーンもかなり淡々と描かれるので、案外退屈してしまいそう。主人公の考え方も、賛否ありそうなところ。 「好きになる人は出来るけれど、1人でいる期間が必要。」 という、恋愛こじらせ系女子のふみと、妻に浮気されて離婚してもなお、妻と息子に想いを寄せ続けるたもつ。そんな2人のちょっぴり不思議な関係性に、なんだかほっこりさせられます。 半面、本筋とは一見関係ないような主人公の日常も沢山描かれているので、見方によってはかなり退屈です。あまり伏線なんかを期待しすぎても、拍子抜けしてしまうかも知れません(笑)。 そして意外と、「好きとは何か?」「愛とは何か?」「孤独とは何か?」といったような、哲学的な問いかけもあるような内容でもあります。劇中ふみが語る、 「付き合ったり結婚したりしてないから、一緒にいられるって・・・あるのかな?」 というセリフが印象的でした。 乃木坂ファンとLDHファンは勿論だと思いますが、それ以外の方にもオススメです。
全50件中、21~40件目を表示