劇場公開日 2018年2月17日

  • 予告編を見る

「ポスターと予告と宣伝はとても良い…」サニー 32 まつこさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ポスターと予告と宣伝はとても良い…

2018年2月20日
iPhoneアプリから投稿

たまたま観に行ったら初日舞台挨拶の回に行けました。溺愛しているリリーフランキーだけじゃなく、ピエール瀧・門脇麦や白石監督、あときたりえも見れました。嬉しかった。
しかし映画の感想は難し過ぎる( ̄▽ ̄|||)
舞台挨拶は映画観る前に行われたのですが、その時のリリーの反応みて、昔「お父さんと伊藤さん」という映画観た時の舞台挨拶のリリーと同じような雰囲気だったから、まさか…と思って観たけど…。なるほど(笑)という感想でした…全編通して。
物語は、小学生の時に同級生を殺した女の子がその当時顔がネットに流出し可愛かった理由からネット上で話題に、カルト的人気者になり、その女の子が大人になってピエールやリリー含む根強い信者達に誘拐され軟禁されるところから始まるのですが…。
この映画内容の良いところは、音楽でいう転調的な、起承転結それぞれ別ジャンルの映画を観ているように雰囲気や展開がどんどん変わっていくところ。かと思う。きたりえも、「映画を見始めた時と観終わった後、全く違う印象になります」と言っていてそれは間違いないのだけど…。観た人たちのリアルな感想がこわいけど聞きたい。笑
勝手な私の意見を言えば、こういうカオスな映画(でもテーマ性は強く、結構道徳的な内容です)や撮り方なら、園子温監督なんじゃないかな?そっちのほうがしっくり良い感じなB級な世界観が描けるのではと思いました。白石監督は、日活ロマンポルノリブートの「牝猫たち」も観て思ったけども、どちらかといえば「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たち」などの全国上映よりの大規模な映画のほうが向いてるのではと…。勿論大好きな監督なので無条件に、やっぱ和彌の映画サイコー!とか褒めたいのですが…。でも次の「孤狼の血」はめちゃくちゃ楽しみです、役所広司だし!
あとエンドロールみて秋元康がスーパーバイザーとして参加しているのもどうも気になった…。「ラストアイドル」のような番組の企画はまじで天才的だし尊敬しているんだけど、こういう映画は違うのかなあ…どこまで関わっているのかは分からないけど。余談ですがAKB系列で卒業後に女優活動した女の子達の中で一番いいなと思ったのは「さんかく」の小野恵令奈。吉田恵輔監督はキャスティング能力も高ければ演技経験の浅い人をストーリーや内容含め活かせる監督だと思う。
舞台挨拶は、すごくほっこりしたよ。ピエール瀧とリリーフランキーの関係性も仲良しで素敵だし、リリーの麦ちゃんへの絡みやいじりがいちいち可愛い…。麦子、って呼んでたし…。テレビのまんまの閉口的な麦ちゃんに対しリリーは絡み、特にそれに対してあまり動じない麦ちゃん…かわいいかわいいorz!!「二重生活」では大学教授と生徒の役を2人はしていたけど、あんな教授と生徒、男女関係とか無しに普通に萌える…。
かわいいで言えば劇中のきたりえは教師という役柄もあったのか少し老けてるような印象を受けたけど、その分蒼波純は可愛かったです。

まつこ