劇場公開日 2018年1月20日

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「『レディ・プレイヤー1』みたいな設定で一気に疾走する韓流アクションの秀作」操作された都市 よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0『レディ・プレイヤー1』みたいな設定で一気に疾走する韓流アクションの秀作

2018年7月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

オンラインゲーム上でリーダーシップを発揮しゲーマー仲間から隊長と慕われるクォンは元テコンドーの韓国代表だったが暴行事件を起こして追放され今は無職の身、オフ会にも顔を出すことなくネットカフェで一日中過ごしているダメ人間。ある日ネットカフェの隣の席に置き忘れられた携帯を謝礼目当てで持ち主に届けた後、身に覚えのない婦女暴行殺人容疑で逮捕されてしまう。容疑を裏付ける証拠が揃ってることから無期懲役が確定して刑務所行きとなり無実を信じる母の言葉に支えられて囚人達からのリンチにも耐えるクォンだったが、クォンのアリバイを証明できる人物が現れたと告げた母が数日後自殺したと知らされたクォンは真相究明のために脱獄を決意する。

『レディ・プレイヤー1』のようにゲーム中のアバターとは全然違う風貌の仲間達とともに自分を嵌めた組織に立ち向かう物語は少々荒削りながらも丁寧な演出で登場人物達のキャラに血を通わせ、結構気合の入った市街地でのカーアクションの後でばら撒いた伏線を一気に回収するクライマックスの痛快さは実にスタイリッシュ、韓流アクションのクオリティの高さに圧倒されました。

よね