「仏教的な悟りへ」ラッキー(2017) chibirockさんの映画レビュー(感想・評価)
仏教的な悟りへ
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人間もここまで生きれば、おのおの色々なものを背負っているわけだけど、最終的に行き着く先は同じ、「死」です。
誰も避けることができないそれを、どう受け入れていくかというのは、本当に自分のこころの持ちようでしかないわけで、それはおおいに、自分を囲む人々に寄るところがある。
しかしそれが亀である人もいる。
デヴィッド・リンチの怪演が、正直一番の見ものであると思うけども、この「死」をいよいよ目の前に迎えた老人の話が、こんなふうにカラッと軽快に観られるとは、ファーゴの旦那さん、なかなかやりますね。
2025年2月1日追記
瞑想を始めたあとに再度みなおしたら、デヴィッド・リンチの「執着を手放した」のセリフが、瞑想や仏教の本質的なことだなと気づきました。
デヴィッド・リンチが瞑想やってたことに関係があるのか、はわかりませんが。
ちょっと歳をとってまた観てみたら、前回とはまた違うことを色々感じ…数年ごとにみなおすのも面白い作品と思います。
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