「厳しくも優しい感動作」荒野にて まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
厳しくも優しい感動作
クライマックスの思わぬ感動でこの作品の意味を知った。
15歳のチャーリーは、物心がつく前に母親が家出したようで、父親との二人暮らし。父親の稼ぎが少なく生活は困窮していたが、競走馬リーン・オン・ピートの世話をする仕事を得た。
間もなく父親が不倫相手の夫に殺され、そして老いて勝てなくなったピートの殺処分が決まり、幼い頃母のように慕っていた叔母を探すため、ピートを連れ出し荒野へと踏み出した。
アメリカ北西部の大自然は美しくも過酷極まりなく、タイトロープの上で風に吹かれるが如き緊張感。死を想起した。
そしてクライマックスが……ホントいいです。チャーリーと一緒に泣きました。厳しくも優しく、映像美も特筆すべき感動作だ。
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