劇場公開日 2018年2月1日

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スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価

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4.5誰からも慕われていた警察署長の人柄が偲ばれる。

2018年2月1日
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事件が起きる直前にあった家族のやりとりが、あの看板を出したお母さんの気持ちの中に何処か複雑な感情が見え隠れしており、あのエンディングでの微妙な会話になっていると想像させられるのだが、それが却って面白い。

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sumomojam

3.5型に嵌まらない感じ。

2018年2月1日
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こうなって行くだろうなぁ、とか。

こうなったらいいなぁ、とか。

映画を観てれば観てるほど、

鑑賞中に、この物語を、

終始、型に嵌めたがるかもしれません。

腑の落ちどころを探すのです。

私がそう。

しかし、私の期待するそれが、
訪れることなく、
映画は見事に終わる。

多分、2度3度と見返す度に、
評価は上がるかもしれません。

初見時は、私のあれれ?を含め、
3.5。

抑えの効いた、良い映画。

またいつか、改めて観よう。

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十ロ九

3.0今日の敵は明日の友。

2018年2月1日
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鑑賞方法:映画館

話はラストにどんどん近づいて行くのだけど、物語がどう展開して行くのか全く分からなかった。
ただ、怒りの感情に身を任せて直感的に行動する人達を笑うコメディのようでもあり、引いて見ると、今の世の中を風刺してるようであった。
怒りに任せてビルボードに広告を打ち、嫌いな警官も実は影では結果は伴ってないけど行動はしていたり、メキシコ人が助けてくれたり、黒人が味方でいたりというのは、
アメリカが今こういう状態なのかもしれないが、
身近で言うとSNSの誰かがヘマしたら、その一面だけ見て、それ!叩いてやれ!と行動する人が被って見えた。

僕的には、サム・ロックウェルが主人公のようにも思え、酔っ払って、すぐカッとなって自分の正義だけで暴力を振るう男が、尊敬する上司の死に直面し変わろうとする様に感情移入出来た。

ラストもやはり怒りと悲しみに任せた、何とも言えない、だけどこれはこれてま有りなのかなと考えさせられた。

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奥嶋ひろまさ

4.0人間の内面、外面、表と裏

2018年1月28日
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鑑賞方法:試写会

試写会にて。ゴールデングローブ賞作品賞を受賞しており、アカデミー賞では6部門7ノミネートを果たした、作品賞最有力の作品賞。ということですが、やはり作品賞は人種差別だったり同性愛に関するものだったりといった作品が多いよな…などと考えながら見に行きました。

まず、映画そのものの破壊力がすごい!といってもその破壊力が謎感なんです。これほどまでに先が読めない展開の映画ははじめてかもしれない。あらすじを見て、あぁーこういう話なんだろうな。と思っていたら開始10分で覆る。そこからも驚きを超えてただただ目の前でとてつもない方向に転がっていく。
だがそれよりもすごいのが登場人物の印象。置かれた状況だけで人柄を判断してはいけないな、というのが過激すぎるほどに描かれている。
つまりなにが言いたいかというと、見る前と見た後では人物の印象が全く異なり、脳内がごっちゃになってはじめての感覚だなあということ。
転じて、善悪の境界線は我々が思っている以上にずっと曖昧で、まずそれ以前にいいやつ悪いやつという区別はできないのではないか。この辺はたしかに深かった。

また、人種差別を皮肉るようないわゆるブラックユーモアが差し込まれていくのでアカデミー賞をとりそうだなという印象。

3枚の看板と3人の登場人物。それぞれの裏側になにがあるのか、体験したことのないハラハラがある。

最後に一言、ウディハレルソンありがとう!サムロックウェルありがとう!この二人の存在感というか余韻というか、半端ないです。

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こうき