スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価
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良かった…。 人はみんな紙一重で、他人に傷付けられるけど、他人に救...
弱者利権
人間の猜疑心
何てことない映画
なんと!
いろいろ裏切られる
中盤の大仕掛以降は誰にも想像できない!
凄まじい脚本!皮肉交じりの言葉を紡ぎながら予想を裏切り続ける展開のツイストが見事!特に中盤のある意味『L.A.大捜査線/狼たちの街』的な大仕掛以降はまるで予想できない!怒りの連鎖が向かう先は愛だった。愛を以って赦し連鎖を断ち切る。怒りの裏には愛があったと気付く
マーティン・マクドナー監督は前作の『セブン・サイコパス』ではよくいるタランティーノフォロワーの一人にしか思えなかったけど本作ではコーエン兄弟の域に達しているとすら感じた。そういえば前作でもクリストファー・ウォーケンが怒りの連鎖を断ち切るベトナム人サイコパスの話をしていた!
実にキリスト教的な物語ではあるけど普遍的に響くものがあると思う。今年公開の作品でいうと『パディントン2』『デトロイト』も「大切なのは愛だ」と説く物語だったけどこれは偶然じゃないよな。忌野清志郎が今も生きていたら「愛し合ってるかい?」と歌い続けていることだろう。知らんけど
俳優陣も素晴らしい。フランシス・マクドーマンド演じる過激派クソババア(ババアはいらない)もサム・ロックウェル演じる「その男、凶暴につき」も複雑な心の変化を表現していたと思う。ウディ・ハレルソンも『ムーンライト』におけるマハーシャラ・アリのように「ある展開」の後も存在感を示し続けた
ほとんどの登場人物が初めに見せる顔とは違う顔を見せるあたり彼らが本当に生きていると感じられた。個人的にはピーター・ディンクレイジ演じる小男が突如見せる苛立ちが印象的だった。現実の社会には書き割り然としたキャラクターなんておらんもんな
『スリー・ビルボード』は全体的にコーエン兄弟のようなトーンでありながら中盤の『サイコ』『L.A.大捜査線/狼たちの街』を彷彿とさせる大仕掛以降は『許されざる者』よろしく登場人物が違う顔を見せはじめて最終的には予想もつかないところに着地する。それこそ『ノーカントリー』とは真逆の
そういえば『スリー・ビルボード』には多分北野武の『アウトレイジ』オマージュと思われる歯医者での暴力シーンがあって嬉しかった。マーティン・マクドナー監督は『セブン・サイコパス』でも『その男、凶暴につき』を劇中で見せたりほんまに北野武が好きなんやな
なんなのこの満足感は。
アカデミー賞受賞が証明している👍な作品
署員がレイシスト(人種差別主義者)、住民を恣意的に逮捕する、署員が自殺、警察署に放火されても犯人が検挙されない、市民を殴打し2階の窓から放り投げる、
Movix堺で映画「スリー・ビルボード」
(Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)を見た。
観客は我々夫婦を含めて5人。
イタリアのベネチア国際映画祭で脚本賞、カナダのトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得した作品だが、日本での興行成績はどうだろうか?
娘をレイプの末に殺された母親が、犯人が数ヶ月経っても摘発検挙されないことに抗議するために道路沿いに3枚の看板を出した。
そのことで母親と警察や住民との間でさまざまな摩擦が起こることになる。
知っている役者はウッディ・ハレルソンだけ。
個人的にはウッディ・ハレルソン出演作ではベストムービーかもしれないと思った。
米国の田舎の町の警察は、(今作ではミズーリ州)
署員がレイシスト(人種差別主義者)、
住民を恣意的に逮捕する、
署員が自殺、
警察署に放火されても犯人が検挙されない、
市民を殴打し2階の窓から放り投げる、
目を覆いたくなるような警察組織だが、
終盤はハートウォーミングな展開になる。
新しい署長はいい人かも。
ラストは余韻を残した場面で終幕となる。
上映時間は116分。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
正直よくわからない
ベネチアの脚本賞は納得。だが・・・
2017年第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞、同じく2017年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞。
ベネチアでの脚本賞は納得ですが、トロントの観客賞は・・・、トロントの人は目が肥えているんですね。いや、脚本賞が納得なので、悪くないんですが、終わり方がね。わかったような、わからなかった様な。こう言う結論が宙ぶらりんの、オープンエンディングとでも言うような作品は少なくないんですが、この話の内容で、そう来るとは思いませんでした。オープンエンディングの作品が合うのは、人生模様だったり、人そのものを描いた様な内容だと思うんですが、この作品は?まぁ、“ある意味”人を描いてはいるので、良いのかなぁ?
そんな風に思わせられるほど凄い演技を見せたのは、フランシス・マクドーマンド。いやぁ、これを見ると、フランシス・マクドーマンドは「実はこう言う人なんだ」と誤解しそうです。この作品で、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞するだけの事はありますね。
それと、なんとも言えなかったのが、警察署長を演じたウッディ・ハレルソン。彼、良いですよ。抑えた演技、泣ける。そして、その最後も泣けるんですけどね。
それにしても、アメリカの田舎町って、やっぱりいまだにこんな感じなんですかね?そういう観点でも、なんだか、複雑な気持ちになる作品でした。
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