「エンディングは人それぞれですかね...」スリー・ビルボード はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)
エンディングは人それぞれですかね...
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音楽も含め、のどかな雰囲気の街で「突き止めてやる」と挑発的な看板を掲げた母。威勢のいい風貌で、これから戦うような気合が入ってていいです。
事を穏便にしようと周りが気を遣うのですが、悪いことしてないので聞く耳を持つ余裕なんてありません。母にとっちゃ世間体より死んだ娘の事件を解決したいと思うのは当然でしょう。
しかし怒ってる相手でもある警察署長が癌だったり、(自分も聴きますが)ニルヴァーナが好きでマリファナやってる娘だったり、事件は娘とケンカした後に起きた...どれも悩ます問題で心中おだやかになれるわけありません。
ただこの映画は主人公だけでなく、他の登場人物にも重み・問題があるため「しながら観」しているわけにはいかない魅力があります。
「え~、これで終わりなの?」と感じましたが、考えさせるラストの運転でした。
(二人の気持ちは)
・そう言われても可能性はゼロじゃない気がするから行く
・ここまでやってきたんだから、流れついでに行く
・ひょっとしてもう警察は関わりたくないのでは? じゃ自分達で確認する
・犯罪であることに変わりはない、違う人でも許せないから行く!
・行けば少しは気持ちが落ち着くかも
等々...それはもう色々な気持ちが入り混じってる。
スキのない素晴らしい映画でしたが、個人的には白黒ハッキリさせてほしい気持ちが多めに残ってしまいました。だって悪いことなんだから世の中のためにはその方がいいじゃん。上手くいかないもんなのかなと。。。
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