「優れた脚本の妙とUnited States」スリー・ビルボード モルさんの映画レビュー(感想・評価)
優れた脚本の妙とUnited States
アメリカ南部の分かりやすい田舎町。
差別主義の根深さがメキシカンだけでなく、人種、体型、職業などそこらかしこに噴出している。
人は見たいものを、見る。
娘を殺した犯人はいるはずだ。
小人は所詮小人。
黒は黒、白は白。
でも正義のようにハッキリとした
分かれ目がないものがある。
間違っていると分かっていながら止められない母親を、唯一止められそうな腐った男が、爽やかな余韻をもたらす、という不思議な印象で終わっていった。
素晴らしく風刺的で、恐ろしく繊細な脚本だと思う。
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