「皮肉と空回りの連続」スリー・ビルボード soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
皮肉と空回りの連続
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娘をレイプされ殺された母親、人種差別する白人警官、ガンで余命少ないけど愛されてる警察署長。
19歳に鞍替えした元旦那、広告屋の兄ちゃん。
わかりやすく威嚇しにきた強面兄ちゃん。
どんどん話が進んで、色んな人が絡み合って空回って、放火したり、窓から突き落としたり、ハイテーブルを星一徹ばりにひっくり返ったり、わちゃわちゃしながら進行する。
署長の自殺も衝撃だったけど、広告費を払ったり、権力には逆らえなかったけど、続けることで何かが変わるんじゃないか、っていう希望なのかなとも思った。
署長の後任の黒人署長が、権威の言いなりでえーーーー?!って思ったけど、結局人間は肌の色や立場は何も関係ないのね、と思わされる作品だった。
最後、始末しに行こうと思ったけど殺すかどうかは追い追い考えよう、というラストに希望を感じた。
小男が、ゲームオブスローンズのティリオンで、ああ、ここでもお前はいいヤツだな、としみじみしたなぁ。
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