「しみじみとする映画」スリー・ビルボード ふみさんの映画レビュー(感想・評価)
しみじみとする映画
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娘を失くしたお母さんの怒りの矛先は警察であった。もしかしたら、自分に対する罪の意識があったが、それを認めたくないがためであったかもしれない。実はとても弱っているのではないかとも思えた。しかしその怒りは脅威的であり、映画を鑑賞しているという現実を忘れ、その場面を実際に目の当たりにしていると錯覚した程であった。
様々な人の思いや考えが繊細に描かれていた。署長さんの死に怯えながらも他人を思いやるところであったり、、、主人公である女の人も実は強そうに見えて実は弱っている人間らしさであったり、、、主人公を目の敵にしていた署長さんの部下が改心していく様子であったり、、、
人間って変わりゆくものなんだなぁ
それがいい方向かどうか、わるい方向かどうかであるかはわからない。
だからこそ、ドラマが生まれるんだと身をもって体験できた映画だった。
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