劇場公開日 2018年2月1日

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「母の思いが胸に刺さる」スリー・ビルボード ともちんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0母の思いが胸に刺さる

2018年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

娘を殺された母ミルドレッドが3枚の看板をたてることにより
起こる様々な人間模様を描いている

レイプされ燃やされ殺される娘 犯人はつかまらない
母親はどんな思いで日々を暮さねばならぬのか
私も子を持つ親としてミルドレッドの気持ちが痛いほどわかり
観ていてとてもつらくて涙が出た

今回はミルドレッドの他、警察署長やその部下など
様々な人間模様が描かれている
普通多くの人間を描いた作品は内容がぶれて 観ているものが
どの人物を観たらいいかわからずつまらない作品が多い
しかしこの映画違った
多くの人物を描いていても 全ての人物に感情移入が出来た
脚本の力なのかなと私は思った

所長役のウッディ・ハレルソンはかなり前になるが
ナチュラル・ボーンキラーで恐ろしい殺人者を演じていて
そのインパクトがかなり強かったが
今回は家族を愛するやさしい警察署長の役を演じている
180度違う演技だが これはこれで はまり役だと思った
さすが役者!!

この作品は色々と起こる出来事を淡々と描いている感じだ

願いより努力と言うセリフが出てくるのだが

人はどんなことがおきようと それに立ち向かう
努力が必要ということか

殺したり 憎んだり 破壊したりせずして・・・

ともちん