劇場公開日 2018年2月1日

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「2回目の鑑賞でも間違えなくこの点数が付いた。」スリー・ビルボード JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.52回目の鑑賞でも間違えなくこの点数が付いた。

2018年2月6日
PCから投稿

それくらい素晴らしい人間劇。
登場人物だれもに感情移入できるし、でもストーリーにも衝撃を受けていくという映画として最高のバランスで時が流れていく、それも美しい音楽とともに。
今回はブルーレイ版で、特典映像も共に観れたけれど、メイキングもよかった。
特に出演者たちが意志をもったうえでさらに、マーティンマクドナーの意図も汲んでいるのが、素晴らしい。映画つくるのに最高の環境だったんだろうと思う。
しかも脚本が本当に精巧にできていて出演者はアドリブを全く入れてないってのも凄くて、それでいてあの自然体、あのリアリティ。信頼関係の成せる技というやつですな。
あのワンカットシーンの舞台裏も見れるので、ブルーレイ版は本当におすすめ!

未公開映像も、どのシーンも意味があって、重要なシーンだったように思えた。もっと各キャラの人格を掘り下げるようなね。

ショートフィルムの「SIX SHOOTER」もあの短時間でここまで響くってなかなか無いなと。まあまあの刺激的作品。考えることも辞めたくなるような。

でも本作にしても”考えることも辞めたくなるようなこと”がだれかにとっては、生きがいレベルで本当に重要だったりして、それがその人の正義とかモラルに繋がってくるんだよなあ。
もうフランシスマクド―マンドもサムロックウェルもあっぱれ。
続きを想像するのも面白い、深くて深くて広大な自然だけが、逃げ場のような作品だった。

JYARI
Mさんのコメント
2023年6月14日

名作ですね!

M