「強烈な人間ドラマ」スリー・ビルボード テツさんの映画レビュー(感想・評価)
強烈な人間ドラマ
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正直面白かった!と手放しで言える作品とかではないし、雄弁には語れないかな
ただ、強烈だった。色々と
1つの事件、そして3枚の看板が街に不穏な空気をもたらし、人々の暗い部分を浮き彫りにしていく…と言えばいいだろうか?
あとは怒りに狂った人間の悲しみ、虚しさ、後悔、(あとは他の方が書いていたのをみて納得したのだが)許しを描いていると言えば良いのかもしれない
ミルドレッドの女性として母親としての狂った様な怒り、悲しみ、強さと同時に弱さ、脆さ、危うさも発揮されていて、スゴいなと思った。
ディクソンは途中までは完全な力と差別意識と母親に溺れたクズ警官かと思えば、後半からは別人のような活躍を見せ、とても印象深い。
ラストシーンは爽やかでどこか前向きな印象でもあるが、2人の行方を思うとどこか切なさも覚えるような気がしないでもない。
他の方のレビューも参考により深く味わってまた観たら感じ方も変わる作品だと思う
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