マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年のレビュー・感想・評価
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鑑賞後、靴屋のウィンドーを改めて眺めたくなる!?
服をコーディネイトする時、まずは靴選びがすべての基本であることは、今や常識中の常識。わけても、選択肢が多い女性にとって、履いて心地いいのは勿論、そのフォルムが足下を美しく演出してくれる靴職人、マノロ・ブラニクへの信奉は半端ない。世界中の女性たちを虜にする"魔法の靴たち"が、天才デザイナーの靴作りへの弛まぬ努力と執念と、それをカバーしてあまりある人間的な魅力と、そして、孤独を嘉とする人生観にも支えられていることが、このファッション・ドキュメントを観るとよく分かる。マノロが才能と引き換えに何を靴の神様に捧げたかは想像するしかないが、鑑賞後、靴屋のウィンドーに陳列されたハイヒールを改めて眺めたくなる、そんな欲求を喚起してくれる作品であることは間違いない。
唯一無二の幸せなデザイナー
ドキュメンタリーなので話が面白いといった
類のものではない。
取り上げられてる人物に興味が無いと
特段面白くもないと思う。
マノロ・ブラニクの靴は好きだ。
でも持っていない。眺めるだけ。
とても美しいけれど、長時間履いて歩くためのものじゃない。
なぜ靴にこうも惹かれるのかはわからないけれど
複雑な曲線と難しいヒールのバランス、
そこがたまらなく綺麗なものというのはあるものだ。
そして悲しいかな美しい靴は
とんでもなく履いてると足が死ぬ。
究極の美を求める彼は
それを理解し合える人たちというのもまた
センスが突き抜けて良い人たちであって。
高次元にいる同志じゃないと通じ合えないものが
あるのだろう。
誰ともとても一緒に住めない、というのは真理だ。
美への追及が靴だけでなく
周囲のすべてにおいてあるので
そこに他人が入る余地などない。
それを孤独で寂しいと評する人もいるのだろうが、
世の中には、これがいい!と邁進しても
世間の評価と合致せずに夭折する人もなんと多いことか。
そう思えば彼は幸せなデザイナーだろうと自分は思う。
キャッチ―なタイトルに釣られて観てしまいました
マノロ・ブラニクさんを知っていたわけではないがタイトルのトカゲに靴?に惹かれて観てしまった、ところがチョコレートの銀紙を足に被せて遊んでいたというエピソードだけ、キャッチ―なタイトルに見事引っかかってしまった。
映画から作品や業績の素晴らしさは伝わるが私生活は不自然なほど謎めいている、繊細で美しいデザインセンスから想像はしていたが評論家のディエゴ・セメレーヌによればマノロはどうもゲイの様だ、映画の中では生涯独身で淋しがり屋の一人好きと笑っていたが若い頃はイケメンだったので残念がった女性も多かっただろう。ファッション業界では当たり前のようだしミケランジェロやダビンチもそっち系だったから脳科学的に探れば因果関係があるのかもしれない。脱線したが知る人が限られるセレブ御用達職人だったら映画化はしなかったろう、「セックス&シティ」でサラ・ジェシカパーカーが吹聴したことで一般に広まったが当のマノロご本人は関心が無いようだ、サラ・ジェシカパーカーは「マノロ・ブラニクUSA」の社長兼デザイナー、ジョージ・マルケムスと組んでマノロの廉価ブランド版、自身の名のついたブランドを立ち上げたというから商魂たくましい。マノロは映画化を承諾したことを途中から後悔したようだが個人的に親しいマイケル・ロバーツ監督の熱意でなんとか撮り終えられたようだ。「プラダを着た悪魔」のモデルになったアナ・ウィンターさんも出てくるし活気に満ちた昔のロンドンのスナップ映像やアフリカン・ショーも面白かったので結構楽しめました。
靴欲しくなる(笑)上質なやつ(笑)
ドキュメンタリーなので
面白いとかは正直なかったけど、
いろんな形、いろんな色の靴が出てくるので
女性は観ていて楽しいと思います。
わたしは普段、
安くて履きやすくて自分の好きなデザインのものを
履きつぶすタイプの人間ですが、
上質な綺麗でかっこいい靴が欲しくなりました(笑)
マノロ・ブラニクの人としてのチャーミングさに救われる
ファッション業界のドキュメンタリーでは「メット・ガラ」の裏側を追った作品が記憶に新しいけれど、ファッション系のドキュメンタリーだと、きちんとファッションの技術やその発展を見据えた作品がある一方で、品のない似非セレブが金に物言わせて高価な装飾品を身にまとう事を賛美するような、ファッション業界の嫌なイメージが目につくような作品を見てしまうことも多くて、ちょっと躊躇する部分もあった。率直に言うとこの「マノロ・ブラニク」も最初は躊躇する気持ちの方が強かった。「セックス・アンド・ザ・シティ」で世界的に有名になったデザイナーなだけに(実績は当然のことながらそのまえに確固たるものがあった)、「SATC」にかぶれたセレブ気取り向けの人々向けに作られた映画だったりするのかな?なんて思ってしまったりした。
それでも、やっぱりあのマノロ・ブラニクのドキュメンタリーだと言われて、興味が沸かないはずがなかった。まぁ確かに、ファッション業界ドキュメンタリーにおける嫌な部分もなかったわけではないけれど、それを払拭するくらいにブラニク自身がチャーミングでユニークな人だったので、それが本当に救いだった。ただ、彼が靴づくりに対して何に着想を得てそれをどう具現化しているのか、というような、彼の靴が生まれていく道程などにはさほど興味がないらしく、とにかく「SATC」などで広く知られるようになったマノロ・ブラニクってどんな人?ってことだけを追っているドキュメンタリーに思えたのは少し残念な部分。私の個人的な思いだけで言うと、ブラニク自身にも興味はもちろんあったけれどその一方で彼の技術力やクリエイティビティこそ垣間見たかったという気もするのだけれど、それでもまぁブラニクに人間としてのチャーミングさを感じるにつけ、なんだかこれはこれでいいのではないか?と思える様にもなっていた。作り手ももしかしたら、本当はブラニクの職人としての姿を映そうとしながらも、彼自身のチャームに惹かれて彼の人となりを撮りたくなってしまったのかも?なんて。人となりを見せるドキュメンタリーって簡単なようだけれど、それはつまりブラニク自体によほどのチャームがなければ成立しえないものなのだから。
個人的に、リアーナがファッションアイコンだというのがまったく理解できない。着こなしに個性とスタイルがあるのは分かるけれど、何しろ品がないんだもの。あの笑い声・・・下品だわ。
素敵なデザイナーさん
私は女性ですが、ヒールははかないし、マノロ・ブラニクのことは全然知らなかったです。
映画がやっていたから(そしてアメリカの映画レビューサイトの評価が良かったから)見に行ったのですが、ブラニクさんの人柄の明るさ、誠実さ、真面目さ、嘘のない性格などが伝わる内容で、見ていて楽しくなりました。
私も、もう若くない。
でも、言い訳せずに誠実に、日々を大切に生きていこう。
とても前向きな気持ちになりました。
セレブもたくさん出ています!それも楽しいですね。
若いファッションの好きな人なら、もっと楽しめるはずですよー
ドキュメンタリー映画
リアーナでてきたり、ナオミキャンベルでてきて豪華なのに引き込まれなくてなんだか残念。
仕事に対する情熱やライフスタイルはすごく共感を得た!
アーティストではなく靴職人👞
いつか履いてみたいな。
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