「最終にあたり思う」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
最終にあたり思う
アメリカに留学していた同級生が見ていて、「所詮子供だまし」と酷評していたが、それでも40年ぐらいかけてようやく終わった。その人気は衰えることなく続いた。この歴史は大衆の支持そのもの。自分も高校生から初老のおじさんになる時代を共に過ごした。
その支持はストーリのわかりやすさと血ではないか? 光と闇の二極対比は勧善懲悪にもつながる分かりやすさ、一方でその対極も実は血の繋がりといった混沌。その謎解き的ワクワク感も捨てがたい。そして、当時から最新のCGを駆使して躍動感あふれる映像を繰り広げる。剣を使った戦闘シーンも、クロサワを彷彿させ日本人好み。ジョン・ウィリアムズのテーマ曲も完全に浸透して、聞けば誰でもわかる。エンターテイメントとしての成功要素がきちんと盛られている。終わってみれば、実は好きだったと思い知る。
出演者から次々とスターを誕生させ、時間の経過とともに地の風格も増している。亡くなった出演者のご冥福を祈る。
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