「光とはどうあるべきか」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け みーまさんの映画レビュー(感想・評価)
光とはどうあるべきか
まさに今の地球、宇宙の姿、その中で私たちの今後あるべき姿を示唆している作品です。今の地球に生きる私たちが気づくべきこと、目指すべき未来、心のあり方など、一つの作品の中にうまくまとめられているように感じられました。
今という時は、この地球にとって前代未聞の新しい時代への変化と遂げるとき。そのなかにあって、闇に勝つために光はどうあるべきか。フォースという力は特別な使命のある者だけでなく、誰にでも使える力であること。決して血筋ではなく、本人の強い意志によって望んだ使命が成し遂げられる、それも決して一人の力ではなく縁ある存在たちの支えがあってこそ果たされるものであるということ。レンのように闇に落ちてしまった魂であっても救われる可能性は必ずある、宇宙は決して見捨てることなく導いてくれるものであること。しっかりと揺らぎなく描かれていて、感動しました。決して陳腐な恋愛ものに流れることもなく。主人公役のレイは、特にピッタリの配役と感じられました。正義感が感じられ、フォースが使えることに違和感がなく、変にセクシーだったりもせず…とても好感が持てました。
これからの地球を、宇宙を思い描き、闇を光に変えていくために自分にできることを模索する上で、間違いなく、すばらしいきっかけと勇気を与えてくれる作品です。素晴らしい作品を届けてくれた関係者の皆様方に心から感謝です。今の地球に、こうして存在できていることにも感謝したくなりました。
単なるSFではない、私たちへの宇宙からのメッセージと言ってもいいのではと思いました。