「スカイウォーカー・サーガ最終楽章。ジョン・ウィリアムズありがとう!」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け おもきちさんの映画レビュー(感想・評価)
スカイウォーカー・サーガ最終楽章。ジョン・ウィリアムズありがとう!
御年87歳になるジョン・ウィリアムズ御大がスカイウォーカー・サーガ最終楽章に相応しい交響楽を響かせてくれました。
映画本編の話しはみんな書いてるので音楽の話しを書いてみようと思います。
今作の新曲はまんま「スカイウォーカーの夜明け」。
ジョン・ウィリアムズ得意の穏やかで希望に満ちた楽曲となっています。
これがダークさに満ちた今作に於いて一筋の光をもたらしてくれています。
新曲もいいですが、やはり最終楽章。
過去作の総決算として過去のテーマも鳴り響かせてくれます。
その中でもランドが大軍を引き連れてエクセゴルに到着した際に鳴り響くスターウォーズ・メインテーマの高揚感。
あれを聴いた瞬間、ジョン御大への感謝の気持ちが止めどなく溢れてきて泣けました。
高らかに鳴る「ルークのテーマ」。
これぞスカイウォーカー・サーガ最終楽章。
それと、ルークがXウィングを海底から引き揚げた時の「帝国の逆襲」の完全再現のヨーダのテーマ。
あれはずるいです。
泣きました。
そして、唐突なジョン御大のカメオ出演。
御大は銀河にシンフォニーのみならず、お姿もしっかりと残してくれました。
キジーミの修理屋にしっかり居ますので、気付かなかった方は次回是非確認して下さい。
最後に私見ですが、
「レイのテーマ」を改めて聴いてみると、このメロディはおそらく、いや完全に、「皇帝のテーマ」のメロディラインをなぞって出来ています。
よく聴き比べてみて下さい。
今作まで誰にも気付かせずに音楽で完璧な伏線を張る恐るべき作曲技術。
御大抜きにしてスカイウォーカー・サーガはなし得なかったと思います。
ありがとう!ジョン・ウィリアムズ!