「おそらくどんな作品にしても全員は納得しません」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け skmさんの映画レビュー(感想・評価)
おそらくどんな作品にしても全員は納得しません
スターウォーズは宗教です。私はそう感じています。
自分自身まだ若くスターウォーズを見始めて長くなく、実際フォースの覚醒をやると聞いてクローンウォーズをはじめスターウォーズ作品全てを見たという人間です。
一人一人がスターウォーズを愛していて、崇拝しているから評価が千差万別してしまうのは仕方ないでしょう。4-6 1-3が完成して何年も経っているのだから、、、
なので今回の作品は中道をいったというか当たり障りなくっていう感じ。前作の評価でそういう方向性を取らざるを得なかったのかもしれませんが。
ウェッジが出てきたり、ep3でのアナキンにダースプレイガスの話をする際の文言をパルパティーンがまた言ったり、シスの言語は旧共和国元老院が発音禁止と定めたなどなど、、細かいところのファンサービスはとても素晴らしかったです。でも、最後なんだからアソーカとかヨーダの霊体とかクワイガンとかその辺出てくれると本当に満足でしたが、尺の関係もありますし逆にお祭り騒ぎという感じになってしまいそうなので目を瞑ります。声で往年のジェダイナイトは出てましたがあれはエンドロールみないとわかりませんよ。
パルパティーンは最強でしたね。ベイダーに落とされたのにまだ生きていたのかというのが率直な感想です。ヨーダ、メイスウィンドウ、オビワンなど数多くのジェダイが倒すために邁進し、翻弄されてきましたが、ついにジェダイが結集して勝つことができました。しかしこれはある意味ジェダイの負けなのでしょう。あの銀河においてはシスの方が強いのです。
ベンソロはレイに対しておれらはフォースの一対であるといいました。これはどういう意味なのでしょうか。スカイウォーカーもパルパティーンによって作られたということの暗示でしょうか。
最後に、、レイはスカイウォーカーではないんだから、レイスカイウォーカーって名乗るのは、、、襲名とかなんだとしてもそう思います。
どうあれスターウォーズを映画館で観れることが何よりも嬉しいことでした。予告編は何度も見返して本当にこの日を待っていました。ディズニーになって思うこともあるし、いろいろな意見を皆さんお持ちだと思う。だけど、スターウォーズを私たちはまた観ることができた。あの音楽、あの言葉、あの宇宙船、、、この伝説たちにいまこの時代また出会えたこと心から誇りに思っています。お決まりの流れでもいいのです。ランドが最後に助けに来たんです。やっぱ来るよねとにやける感じこれがスターウォーズの醍醐味そのものなんだと思います。
ジョンウイリアムズの功績も讃えられますね。レイのテーマと皇帝のテーマは旋律が似ていますよ。音楽からもスターウォーズのスケールというものが伝わります。
地球において40年に及ぶスカイウォーカーサーガの集大成でした。もう見れないと思うと何度も映画館に足を運んでしまいそうです。
May the Force be with us forever.