「【母に捨てられたトラウマを抱えるガサツな巫女と、母から愛されない悪ガキとの攻防と和解をコミカルに描いた作品。母に愛されない子供の哀しみも微妙な匙加減で描いた作品でもある。】」巫女っちゃけん。 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【母に捨てられたトラウマを抱えるガサツな巫女と、母から愛されない悪ガキとの攻防と和解をコミカルに描いた作品。母に愛されない子供の哀しみも微妙な匙加減で描いた作品でもある。】
■やりたいことも夢もないバイト巫女・しわす(広瀬アリス)。
父(リリー・フランキー)が宮司をしているバイト先の神社で、彼女は境内に隠れていた5歳の少年・健太を捕まえる。
しわすは健太の世話係をすることになるが、彼は参拝客に石を投げたりするどうしようもない悪ガキで手を焼いてしまう。
◆感想
・広瀬アリスさん演じるしわすの、ダメダメひねくれ巫女さんが面白い。
ー 彼女は、幼き頃、母(飯島直子)に捨てられたダメージを負っている。口癖は”絶対バチ当たるけんね”である。-
・神社の中に一人でいた5歳くらいの健太も、母(MEGUMI)からの愛を感じられないためか、ひねくれたガキである。
ー 劇中では、全く口を聞かないのであるが、ラスト、しわすと何となく和解した際に初めて口を開き、キョーレツな一言”あんな、駄目な母親だからさ、俺がいなくちゃ駄目なんだよ!”と健気にしわすに言うのである。。ー
■この、面倒な二人が歴史ある、福岡県の宮地嶽神社で繰り広げる駆け引きが何だか、面白い作品である。
<コミカル作品であるが、母に愛されない子供の哀しみも微妙な匙加減で描いた作品でもある。>
■当時のフライヤーに
”夢も希望もオッパイもない巫女に、突然、舞い降りて来たのは、どーしようもない悪ガキだった。”
とあるのだが、こんな事をフライヤーに公然と書かれて良いのかな、広瀬アリスさん・・。
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