はじめてのおもてなしのレビュー・感想・評価
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これがドイツ映画ね!
世間体を気にするオヤジ。
そんなオヤジが難民と同居する話です。
難民受け入れかーって思って見たら間違い!!
この難民がいい役割をするわけ。
オヤジに対してはなにが大切なのかを思いしらせ、
家族にはオヤジの大切を思いしらせる、
本当にいいやつ!
家族というもの、人としてを考えさせられる映画です^ ^
これは映画館でみなくてもいいかな。
内容はすごくよかったです^ ^
ホームコメディ
ミュンヘンの閑静な住宅街に暮らすハートマン夫妻。現在は教師を定年退職し、暇を持て余す妻のアンゲリカ、大病院の医長を務める夫のリヒャルトの2人暮らしだ。ある日曜日、子どもたちが顔を見せ、久しぶりに家族全員が集まったディナーの席でアンゲリカが「難民を1人受け入れる」と唐突に宣言。夫や子どもたちが猛反対する中、アンゲリカに押し切られる形でハートマン家にナイジェリアから来た亡命申請中の青年ディアロが住むことになる。そのことによりストレスが急上昇したリヒャルトは部下にあたりちらし、職場で孤立。一方のアンゲリカは、ディアロにドイツ語を教え、庭仕事を指導するなど、かつての輝きを取り戻していく。そんな中、歓迎パーティでディアロをもてなすはずが、アンゲリカの友達のせいで警察沙汰の大騒動へと発展してしまう。それ以降も様々な災難がディアロを襲うも誤解を解き、無事に難民申請を勝ち取るまでを描いたホームコメディとなっている。ディアロをきっかけに家族がそれぞれ自分の問題に直面しながら輝いていく姿が微笑ましい作品。
難民の目で見ると
面白くいいね
笑えるが、考えちゃう難民問題
2016年度ドイツ映画興行収入No.1‼️
難民を受け入れるドイツのエリート家族をコメディタッチで描いた作品。
父親は老いを恐れる外科医、生き甲斐を探している元国語教師の母親、企業顧問で妻に逃げられた長男と冷めているその息子、ストーカー体質の男性に好かれる長女からなる裕福なハートマン一家。その一家に母親の押し切りによって難民を受け入れることになる。
受け入れられた難民は、真面目で賢く、心の優しい青年、ディアロ。彼はナイジェリアから亡命申請中である。
癖の強いハートマン一家がディアロを受け入れることによって、生き甲斐や思いやり、家族愛を取り戻していく。
またテロリストによって家族を奪われたディアロの葛藤や、難民に対するドイツ国民の考えをユーモアを交えて表現している。
難民問題だけでなく、身近な人が抱えていそうな現実を描いていて感情移入せずには観ていられなかった。
不器用ながらも自分自身を受け入れ、大切な存在に気づき、前へ進むハートマン一家とディアロに涙が止まらなかった。
移民と家族と
とても幸せな気持ちになれました!
難民問題はサラッと。
人生にとって大切なことを教えてくれる。
ドイツ映画っていいかも!
ドイツが現在抱える問題
笑ったー 泣いたー😂
☆☆☆★★★ テロと差別と偏見と 難民問題を扱ったハートフルコメデ...
☆☆☆★★★
テロと差別と偏見と
難民問題を扱ったハートフルコメディーは。流石に終盤の騒動等はやり過ぎに見えなくもない。
しかし、現実に難民排他主義が進むドイツでは、かなり身近な問題なのだろう?とゆうのが分かる内容。
確かに身近な距離に、ジワジワと他国の人間が住み付き始めたとしたら…。
いつ自分が、この作品に登場する隣りのおばさんの立場になってしまうのか?
映画を観ながらフッと考え込んでしまった。
平和ボケの進む日本人ならば、おそらく多くの人が同じ気持ちになるのではないだろうか。
但しこれは作品自体が、この愛すべきファミリーに寄り添って描かれているから、その様な感想を抱くのですが。
それらの問題提起を挟みつつも、1人1人のキャラクター等が上手く配置されており。そのウェルメイドな作りで楽しませて貰える良作かと思います。
2018年1月20日 シネスイッチ銀座2
難民問題啓蒙映画
ギクシャクしている家族の中に純朴な難民がやってくることで家族の絆が深まって行く…というベタなハートフルコメディであり、それがまた本当にベタで大雑把な展開なので中盤までは実に苦痛でした。「マズい映画を選んだ、邦題がすべて平仮名である段階で気づくべきだった」と後悔してました、中盤までは。
主人公のナイジェリアからの移民ディアロは品行方正で、天使のような善人です。その佇まいにリアリティを感じられず、批判的に観ていましたが、中盤で語られるディアロの過去にムードは一変しました。
難民になることを余儀なくされたディアロの壮絶な過去。そのプロセスを詳細に知ったとき、心が潰れそうになりました。恥ずかしながら、ボコ・ハラムのことは名前くらいしか知らなかった。
「難民」というビッグワードで語ると、どうしても偏見が入り込んでしまうが、ひとりの人間として相対すると、印象は異なっていきます。
おそらくドイツでは、「難民を偏見なく受け入れましょう」的なスローガンが掲げられていると思われます。でも、異質な存在が入ってくるんだから、偏見持つにきまってます。しかし、このような映画で、難民であっても我々と同じ人間なんだ、という当たり前だが忘れがちなことを思い出させてくれる。そして、この作品の柔らかいタッチは、家族で観やすく若年層に影響を与えやすいと思われます。
なので、本作品は啓蒙映画だと思いました。ほぼ同じ時期に公開されていた難民映画「希望のかなた」を撮ったアキ・カウリスマキは上手くいかないだろうが啓蒙的なニュアンスを入れたかった、みたいなことを言っていたと思います(ウル覚えですが)。ヨーロッパでは本当に切迫しているのでしょう。どこまで上手くいくかはわからなくても、全力を尽くして共存を目指さねばならないのだな、と感じました。
本作は本当に雑で、リベラルっぽい雰囲気のクセに古臭い価値観を押し付けてくるなど、興醒めしっぱなしです。ギャグも寒いし。だが、ディアロの過去だけは丁寧に描いてます。その結果ディアロの品行方正さにリアリズムが生まれました。難民問題啓蒙映画としては上手くいってる部類に入ると思います。
難民映画というジャンルができてきていると思いますが、やがてグッと成熟した作品群が生まれてくると思います。本作は黎明期に問題提起した作品として歴史的に残っていくような気がします。
(一方、希望のかなたは黎明期でありながら名作、さすが巨匠カウリスマキ、として語られるでしょうが)
喜怒哀楽すべての要素が詰まっている!
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