「料理が上手い殺し屋」Mr.Long ミスター・ロン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
料理が上手い殺し屋
まるで東映ヤクザ映画のような展開。台湾にて、ナイフ一本で数人のヤクザを殺しまくる様はアドレナリン上昇。そんなクールな殺し屋が日本にやってくるが暗殺に失敗。ヤクザたちから追われ、辛くも逃げ切ったロンは北関東の田舎町で住民たちと交流するようになる。
ナイフの達人と包丁を扱う料理人。なんとなく共通項があるようなないような、結構無理のある展開。廃屋が立ち並ぶ町で空き家に住み込み、たまたま通りがかりの住人が彼の料理の腕を知るといった展開。さらにシャブ中の女と息子ジュンと心を通わせ、シャブを断ち切らせるのだが、やがてヤクザが女を見つけてしまう。
台湾人女性がどうやってシャブ漬けになり、堕落の道を歩んだのかも中盤のショートストーリーでわかるのだが、このエピソードの挿入がなかなか良かった。神社の敷地内で屋台を出すのも面白いけど、ストーリーは読めてしまう。こんな無理のあるストーリーだが、爽快感があった。
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