「おせっかいの素晴らしさ」Mr.Long ミスター・ロン とえさんの映画レビュー(感想・評価)
おせっかいの素晴らしさ
東京国際映画祭で観てきた
台湾の殺し屋ロンが、東京で仕事をしようとしたら失敗し、敵から逃れて流れ着いた田舎町で、日本人の人情とおせっかいに触れ、人生が変わっていく話
最近はご近所さんの「おせっかい」が嫌がられ、むしろ「適度な距離を置くこと」が喜ばれる時代に
むしろ、うっとおしい程のおせっかいと人情が人を変えていく様子を描くことで、その素晴らしさを伝える作品だった
私も、母がおせっかいなタイプで、ご近所に中国人がたくさんいるので、この映画のおばちゃんたちの気持ちがよく分かった
もちろん、それだけでは変えられない人のサガのようなものもあって、そこもちゃんと描いているところも良かった
そして、チャン・チェンは渋かっこいい大人の男を演じてた。
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