「痒いところには手が届かず…」ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)
痒いところには手が届かず…
SNS系女子ベサニー×ジャックブラック演じる地図教授が最高にズルイし、それぞれ現実でのキャラとは反対方向のゲーム・キャラクターになるという設定は最高にセンセーショナル。これをキャラ性能に絡めて存分に活かしきれてたら今年一の映画になっていてもおかしくはない!と思ったが、痒いところにいまひとつ手が届かない感じはした。
ダンス武術は全然ダンス関係ないし、ムキムキ脳筋になったスペンサーのキャラには弱点無しって、明らかに優遇され過ぎてこんなゲームキャラクターいないでしょ?もうすこしキャラクターのバランスが取れていれば。スペンサーについては多少苦手分野があっても勇気を持って立ち向かうという長所だけで乗り切っていいはずだ!
前作ジュマンジとはあまりにかけ離れたゲーム性がゆえにこれは続編として作って良かったのか?と思わざるを得ないが、この点についてはここを差し置いても充分に楽しめるゲーム映画であったので、良しとしたい。
でもタイムパラドックスについては何で変えてしまったのか…アランの時はゲームから戻ったら遡った記憶が消えて今回は残ってる。ここくらい統一して欲しかった。惜しい、惜しいよ!
1つ1つの困難が仲間の絆と個々を強くする青春映画っぽさが可愛い。家族で観て笑いあえる作品。
カレン・ギランが最高にキュートで素晴らしかった。
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