「プロレスをわかっている」パパはわるものチャンピオン 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
プロレスをわかっている
これ観に行きたかったんですが、いつの間にか終わっちゃってました。
そんな中図書館で偶然見つけた作品です。
元々は絵本原作でそれを実写化した、プロレスと親子の絆を描いた作品です。
全然期待していなかったのですが、これが思いの外よくできていました。
プロモーションの一環もあったろう新日の全面協力もみられ、プロレスの映像に厚みがあります。
選手達にレフリーにリングアナまでそのまんま、多分使っているリングなどもそうでしょう。
また、残念ながら亡くなってしまった北村克哉選手も出ており、その笑顔を見ると寂しくもあります。
試合会場も今はなきディファ有明だったりと、プロレスファンには色々嬉しい限りです。
一貫してベビーでやってきた(記憶にある限り)棚橋が、ヒールなのがまず面白い。
現役の選手でもあるので動きも良く、説得力がすごいです。
流石に演技はそこそこ(むしろ田口の方がうまい)なのですが、脇を支える木村佳乃がうまく作用してそんな不自然な感じもなかったですね。
仲里依紗はあんまりにもなステレオタイプなプオタだけど、何か許せる愛嬌がありました。
またヒールの必要性や、敗者にある輝きも感じられ、しっかりプロレスをわかっている内容でした。
プロレスファンだからちょっとスコアは甘いかな?
でもホロリとさせられましたし、何だかんだ面白かったですよ。
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