劇場公開日 2018年1月27日

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「韓国映画は悔しいけど面白い」殺人者の記憶法 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5韓国映画は悔しいけど面白い

2020年4月2日
Androidアプリから投稿

ザシネマでやっていたので、期待せずに視聴。

ヤラれました。日本のこの手のサスペンスが子供だましとしか感じられないほどの圧倒的迫力、映像美、プロット、キムビョンスの演技力。どこをとってもすごい。昨年のオスカーをパラサイトが取ったが、この映画もレベルが高い。メメントを想起した人もいたようだが、私はファーゴの空気を感じた。

あらすじは他の方も書いているので省略し、主観的に述べる。

冒頭シーンで、トンネルを抜けキムビョンスの顔面痙攣を見て、あんなに細かく左顔面を痙攣させらるのかなと真似してみたけどできなかった。

娘のウンヒ(なかなか美人)が登場し、後の布石になる小物を提示。こうしたところが丁寧。

もう一人の殺人鬼が警察官なのは、流石に食傷気味。そのへんからは展開が読めるけど、読めないのは記憶が肝心なところで飛ぶところ。そこがサスペンスにつながっている。

ただし、声を大にして言いたい。
どうして所長は一人で突っ込む?
どうして事件を拡大させる?使命感なのかねえ?
呼んだはずの応援はいつまでも来ない。しかも、理由を伝えていないとしか思えない。
ICレコーダーに本人の告白が入っているのに、検事はそのへんのツメが甘いの?
最後の場面(最初と同じ)のとき、ペンダントに敵の写真を貼っていたのはなぜ?

この辺は少し雑だなあ、ざんねん

じきょう