「雪景色と重なる淋しさ」ウインド・リバー なまこさんの映画レビュー(感想・評価)
雪景色と重なる淋しさ
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きっちり遂行される復讐物なので、もやもやが残るということはない。
けど、大切な人を失った哀しみ、淋しさだけがずるずる尾を引くような感じがする。
取り敢えず、彼氏が悪い奴じゃなくて本当によかった。
絶望まみれのお父さんに、最後、ほんのすこしだけ光が見えてよかった。
ひと思いに撃ち殺すのではなく、娘さんと同じ苦しみを味わわせられてよかった。
よかったよかったと数え挙げられるとことは沢山あるけど、一言で纏めてしまうと「大切な人を失って悲しい」映画だった。
アメリカの社会情勢とかは不勉強でよく分からないけれど、事件を事件として取り上げず流してしまう閉鎖的空間は恐ろしい。
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