劇場公開日 2019年6月14日

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「ウッディ・ハレルソンを知ってから30数年.....!」ガラスの城の約束 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ウッディ・ハレルソンを知ってから30数年.....!

2019年3月17日
PCから投稿

悲しい

 Dad.Why do you think all of us ran away from you ?
 We were drowning.
 .......................
 -We wanted to be a family again.

 We were never a family.Mom.
 We were a nightmare.

この作品は、作者の半生を描き、実体験に基づいているということなのだが、Nonlinear narrative形式で描かれているので、個人的には、分かりずらい部分も散見する。2年前に途中まで見たのを記憶しているのだが......?
母親役のナオミ・ワッツは、鼻をつんとあげてしゃべる、ニコール・キッドマンと育った国が同じことから、親友ということで先日、モロッコでキッドマンの50歳の誕生日を盛大に祝ったらしいのだが、ニコール・キッドマンをあまり快く思っていない個人的理由から、坊主憎けりゃではないが、この女優さんもハリウッド版リングでも感じたのだけれども演技が鼻につく。はっきり言って老け役をこなそうとしているが、成功はしていない。
何かこの映画自体の話が、どことなく、黒澤明の「どですかでん」1970年(昭和45年)公開の映画に出てくるホームレス親子の話と内容が違えども何か彷彿とさせるものがある。
amazon.comではすでにプライムビデオで見ることが出来るのだが、著作権の関係から日本では見ることが出来ないとされているが、もしアメリカのアマゾンでプライム会員になったとしても見ることはできないとお思いの方が多いと思うが.......!?
amazon.comに寄せられたレビューを見ると「この映画を観てから小説を読む気にはなれなかったと思う。」というようにベストセラー小説を映画化したものの中で、製作者側の表現の仕方によってイメージを壊されたと考えるファンの方も大勢おられるのがわかるし、しかもエンドロールで実際の映像を流すあたりやオープニング・クレジットでは、"BASED ON A TRUE STORY"と出すご丁寧なことには個人的に好感は持てないでいる。
主演のウッディ・ハレルソンは、エミー賞を獲得したり、全米で高視聴率を記録した番組「Cheers」というシットコムでバーテンダーの役をしていたのをよく思い出すが、ここまでの俳優になるとは思ってもいなかった。

Naaki