スキン あなたに触らせてのレビュー・感想・評価
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恋愛も価値観も人それぞれ
2回目の鑑賞です。
お尻の穴を口に持つ女性の話や、色々な顔の造形の人が出てくる話。パステルカラーで上手く緩和してる気がするが、物語自体は人間模様。
映像的にえぐいシーンはあるけど。
普通に憧れていたけど、本心ではありのままの姿を認めて欲しい女性と、奇形(映画そのままの表現を使います)しか愛せない男性。最後色々あっても幸せになれたから良かったな。
普通にこういうのあるあるだよね。
なにがなんでも顔から入る人っているし、良い悪いじゃなくて。あの彼氏は多分純粋に顔を褒めてただけなんだろう。
でも最後は少し泣けてきてしまった。ラウラが心が美人で、しかも誰も触ろうと思わないっていう、あのぽっちゃり女性の言葉にじんときた。というか目が見えないラウラが一番心が綺麗って思った。
また時がたったら見たいと思いました。
最高
久しぶりにこんなに好みの映画に出会いました、本当に衝撃の一作です。
比較的時間は短めの作品なので軽い気持ちで観てしまったのですが集中力が切れることなど全くなく最後まで釘付けになってしまいました。
頭で考えてみると言うより心で受け止めるといった作品だと個人的には思いました。ダイレクトに感情にドーンと飛び込んできて気付いた頃には笑いながら涙を流していました。全体的にパステルカラーのピンクと紫を基調とした映像でポップだが内容は重ためで一応社会派ダークコメディという記載はされているが見る人によってはホラーっぽいと感じる人や少ないですが一部のグロ描写(血)に驚く方もいるでしょう。きっとこの作品をみて面白いと感じる人、つまんないと感じる人、何が伝えたいのかわからないと感じる人、本当に人それぞれで観る人を選ぶ作品だとは思います。個人的な意見としては今まで観てきた作品の中でも3本の指に入るほど衝撃的で素敵な作品だと感じています!!!
なんとも言えない作品。
内容が結構グロくて重めなのに対し
映像がピンクとパープルにまとめているから
ファンタジー要素を感じてしまう。
一見、悪夢に出てきそうな奇形な人ではあるけど
同じ人間で感じることを一緒。
見ててなんとも言えない気持ちになった。
奇形と美と恋
ピンクとパープルの画がファンシーできれい。
眼球のない11歳の娼婦を買うところからスタート。
現実に存在する障害、非現実的なオリジナルの障害、後天的に容貌を損なった者など、複数の奇形の人物が登場。そして、奇形者しか愛せないという嗜好の者と、自らの体を改造し奇形になりたいと願う者。
障害者というわけではないがひどく太った女性が登場人物におり、彼女は明らかに奇形の人物に対して悪意を持って嘲笑を向ける。そのシーンが印象的だった。太った女性は容姿に対してコンプレックスを持っている。だからこそ容貌に難のある人物に優しく、とはならず、むしろ積極的に傷つけにかかる。
最終的に数組の登場人物が恋人同士になり、レズビアンカップルも誕生する。二人は百合的な美少女同士ではない。普通の枠組みから外れた容姿の者同士である。でも二人が結ばれた瞬間は「よかったなあ」と単純に思えた。
結ばれる者もいる一方で破局も描かれる。奇形であることのスタンスの違いが原因となった。
「手術で治せる奇形だからと、治せと言われるのは嫌」「かといって奇形が好きな嗜好だから君を好きになった、と言われるのも嫌」という考えの人物がおり、難しい問題。
遺伝する奇形、しかも単に美醜の問題ではなく生活が困難な類のもの、と知りながら子供を産む人物もいる。
どのような考えが正しいか、より良いかということは述べられず、ただそれぞれの生き方が描かれ、そして苦難はあるだろうけどハッピーエンドだった。
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