劇場公開日 2018年9月15日

  • 予告編を見る

「賛否両論。いや、否定が多数か。」きらきら眼鏡 みっちい♪さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0賛否両論。いや、否定が多数か。

2018年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

好き嫌いがハッキリする映画です。作った側が見る側を選ぶ・・・そんな映画とも言えます。決して万人受けする映画ではありません。
この映画は、「間」と「表情」を感じて考える(想像する)のを楽しむ映画だと思いました。
ですから、ハリウッド映画のような単純明快かつ派手なストーリーを好む方は見ない方がいいと思います。みんなが喜ぶようなハッピーエンドでもありません。
これは好き嫌いが極端に表れます。
「きらきら眼鏡」という何か軽い感じの映画か?と思いきや、そうではありませんでした。
もっとこう、人間の本性に迫ってくるような「生と死」「善と悪」という大きなメッセージがこめられている映画です。
ドラマチックなストーリーでは決してなく、むしろ平坦な日常が淡々と描かれています。
ラストに主役公2人のありふれたラブストーリーにならなかった事もよかったです。普通そうなんですよね。
映画を見ていて感じたのは、その日常の異常なまでの普遍さを役者の皆様方がそれを感じさせないほど自然に演技をされてたことです。私は途中までこれが映画であることを忘れてしまっているぐらいでした。
W主演のお二人(金井浩人さん・池脇千鶴さん)、それ以外にもたくさん出演していらっしゃた役者さん、とてもすばらしい演技でした。本当に見事。
途中でアドリブだいぶん入ってる?と感じましたが、それがまた楽しかったです。
面白いと思った人には何度見ても面白く、刺さらなかった人には徹底的に面白くない映画です。
私はとても面白く感じました。今年一番、色々な意味で面白いと思えた映画でした。
映画館で見てみて是非を確かめていただきたい映画でした。
私はあと最低1回は映画館で見てみたいと思います!

みっちい♪