「期待を超えることはなかった。。。」君の膵臓をたべたい すしやさんの映画レビュー(感想・評価)
期待を超えることはなかった。。。
まず小説、実写、アニメと公開になってきたわけですが、
小説は最上位が当たり前として、
実写のが良かった。というのが正直な感想です。
尺が足らないのは仕方ないにしても、
大事な描写が端折られてしまっているのが残念。
端折ってしまうなら実写版くらいざくっときってくれたほうが
ずっと感動的だったと思います。
結果的にストーリーを追いかけるのだけが
大変な映画になってしまっていますね。
作画に関しても、
男性的な目線が強すぎて残念。
制服のスカートの下から見上げるようなアングルでの描写は
違うんじゃないか?
映画の最初の方から違和感ありあり。
最後の、桜良の遺書のシーンも、その描写はないでしょという違和感。
声優のみなさんの演技はとてもよかっただけに、
作画が残念でした。
(しかし、春樹が泣き崩れる場面については、実写版の北村匠海さんの演技のが、原作の説明に近かったなど、私の感じ方と違う演技が多いのは事実ですが)
制作にかなりの時間をかけたのは大変にわかる作品ではありましたが、その分住野先生の世界観を大事にしてほしかったなとおもいます。
sumikaのEDテーマ 春夏秋冬 は泣きました。
曲だけ取らえれば、極端な名曲かというとそんなことはないですが
小説も今回の作品の脚本も、おそらく実写版も見てだとおもいますが
思いを作り込まれた楽曲のようにかんじました。
キミスイとセットとかんがえたとき
私の中では一生心にのこる曲の一つになりました。
実写版のhimawariより、わたしは、キミスイにはぴったりな曲だとおもいました。
期待をしすぎていた感じはありますが、
結果的に「ふつう」という評価をつけざるを得ないのが悔しいです。