ダークタワーのレビュー・感想・評価
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言われるほど悪くない
日本での興行成績が悲惨というのは本当らしく、自分が観た日は雪降りの平日午前だったことも手伝ってか、本編開始時には自分一人。あとから老夫婦が入ってきたので、けっきょく客は3人
ただ言われているほど悪くない作品。自分は原作をある程度知っているから、端折りすぎに思えたけど、原作を全く知らないまま観たら、特に違和感なくSFとして楽しめるはず。少なくともワンパターンのアベンジャー系よりは私は好き
ちょっと期待外れ
予告編は面白そうだったのだが、
本編は何か物足りない。
戦闘シーンは綺麗に撮ってはいるのだが、
ワンパターン。
話に厚みが無く、背景もあまり語られないので感情移入もし難い。
これは原作読んだ方が良い部類になりそう。
面白いぞ!!
前評判があんまりだったので、どうかな〜と思ってたのですが、なんだめちゃめちゃ面白いじゃないか!!面白いというかかっこいい。
描かれる人物像やアクションが最高!
“輝き”とか“ペニー・ワイズ”とか小ネタも結構面白かったです。
ガンスリンガー
遙か彼方、世界の始まりより塔を守護せし一族にしてアーサー王の末裔。
──その名はガンスリンガー。
この世の滅亡を目論む魔道師に物理の力で立ち向かう。
狙う!
我は手で狙い定めぬ。手で狙い定める者、父親の顔を忘却せり。
狙う!!
我は手で撃たぬ。手で撃つ者、父親の顔を忘却せり。
狙う!!!
我は我が銃で殺さぬ。銃でころす者、父親の顔を忘却せり。
魔剣エクスカリバーより削り出せし二挺拳銃。その45口径のブレットが黒衣の男の野望を打ち砕く。
うんうん。原作厨の評判は散々のようですが、未読なせいか、メチャメチャあがるファンタジーにゃ。
ガンアクションの素晴らしさ!
世の中の男性の永遠の夢を見せてくれるような映画。わくわくが止まらない。
まず、主人公がありふれた少年でありながらも特殊な能力を秘めていたという展開がベタでありながらも嬉しすぎる。“普通”に生きる世の中の男性へのエールになっている気がする。そしてかっこよすぎるガンアクション!!見せ方がとにかくうまい。あんなの見せられたら興奮するに決まってるよ!!
また、SF的な別世界があるのも素晴らしい。信じていたことは嘘ではなかったというジェイクの心情がとても伝わってくる。
残念なのはアクションシーンがあまりないこと。また、ダークタワーについての説明や、ローランドやウォルターについてのエピソードなどがとても少なかったこと。90分という短い枠に収めたせいでいろんな要素が抜け落ちてしまった。ウォルター役にせっかくマシューマコノヒーを使っているのだからもっと見せるものがあっただろ!感が残る。逆に、ウォルターについてあまり語られなかったことが功を奏したような気もするが、釈然としないのは事実。
ツッコミどころはあるものの、時間も短く収まってるので気楽に鑑賞できるのは事実。スティーブンキングが原作ということで様々なネタも散りばめられており飽きない。
これで終わり!?
原作未読。原作はキング要素が満載かもしれませんが、今作の魅力はガンスリンガーのガンアクションですね。かっこいいです。キング要素はオマケというか、設定です(笑)また、悪役マシュー・マコノヒーもいい具合に不気味です。シリーズものならエピソードの一部なのかな?
惜しい...
ストーリー的には好きなのですが、タワーを守る事の始めをやってくださぁーい!そこんとこの苦労と、悪役登場の馴れ初めが欲しかった。。ガン使いや、弾のリロードがめちゃカッコ良かったり、マシュー様が激ハマり役だったから、最後までちゃんと観れましたが、も少し、ドキドキ、ハラハラが欲しかったです。
麗しきガンアクション
原作を全く知らないからなのか、思いの外楽しく観られました。いっつも観るときはポカーンとしてるから良いのかな(笑)?想像の余白が多い方が個人的には好みなので、勝手に余白を埋めながらガンスリンガーに痺れてました♪
リベリオンのオートマチックも素敵だったけれど、やっぱリボルバー良いねぇ。往年の西部劇的な流れもグッドです。
前半ちょっとタルい。リロードが格好良い
中間世界にタワーが存在、根本世界の舞台はニューヨーク。
ギリアドのローランドがガンスリンガー。マイティ・ソーのヘイルダム
ジェイクは輝きという名の超能力を持つ少年。
胸元をはだけた黒衣の男がマシュー・マコノヒー。セクシーな敵ボス。
ガンスリンガーの誓い
我は手で狙い定めぬ。手で狙い定める者、父親の顔を忘却せり。
我は目で狙い定める。
我は手で撃たぬ。手で撃つ者、父親の顔を忘却せり。
我は気で狙い定める。
我は我が銃で殺さぬ。銃で殺す者、父親の顔を忘却せり。
我は心で殺す。
原作未読です
映画はほとんど予備知識なしに見るのが好きなので本作品も「原作は小説」くらいで観に行きました。
ほかの方のレビューを見て詳細を知りましたがはっきり言って全く伝わって来なかったです...
原作は17巻に及ぶ超大作との事ですのでどう足掻いても良作になるとは思えないですよね?って感じです。単純に観終わったあとは「なんか訳分からなさ過ぎてびっくりしたね」と言っていたのですが、レビューを読んでいてなんだか原作ファンの方が気の毒に思えました。全体的にもっと力を入れれば面白くなったんじゃないか、という歯痒さがあります。せっかく作り込んでありそうなストーリーなのに(実際原作はそうだと思います)あっさりし過ぎてポカンとしたというか...途中でめんどくさくなって投げてしまったレポートのようでした。
おそらく原作を読んでいればそれでもフォローが出来て☆3になるのだと思いますが、(私には)何も伝わってこなかったという感想に基づいて☆2にしました。
思った通り
スティーヴン・キングの長編小説「ダークタワー」。これまで幾度となく映像化の声が聞こえたかと思えば潰れるの繰り返しだったが、ようやくお披露目という訳か。原作は完結までに22年の歳月を費やしたキング珠玉の大作だ。私は第4巻で挫折したため、原作のラストは正直知らない。それでも途中まで読んでいたため話の大筋くらいは分かる。
その記憶を頼りに本作を考えてみると、やはりどうしても本編95分のたった一作で完結みたくしたのには不満というか切なさを感じる。あの長編がこの一本でか…と唖然としたのは私だけでないはずだ。見応えのあるものにするため、原作の良いところをかいつまんで編集しているように感じてならない。
本作の最大の弱点は、あっさりし過ぎていることだろう。
少年とガンスリンガーを主体とした物語だが、おかげで最高に格好良かったマシュー・マコノヒー演じるウォルターとのバトルが少ない。長い小説をこれにまとめたのならそうなるのは必然とも考えられるが、とにかくそこが残念だった。全く原作を知らない人は少なからず本作の世界観に置いていかれるだろう。よって本作の市場はどうしても原作ファンということになる。この考えが100%という訳ではないが、原作ファンに向けた作品ならば本作は正しいやり方ではないと思う。
しかし良い点もある。本作の空気感などがストーリーにマッチしている。かなり観ていて心地よく感じた。その上で繰り広げられるストーリーやガンアクションなども作品によく合っている。あっさりしていると先ほど述べたが、無駄なシーンなどはなく、直球でストーリーをぶつけてきたところには好感が持てた。原作がどうのとかからは頭を話せば、本編95分の中にはきちんと整理された話が詰まっているのだと思う。
これでおしまいかなぁ。
いままたスティーブン・キングはブームになっているようだ。もっともひっきりなしに新刊を出しているので、大きなムーブメントにはなりにくいかもしれない。日本でいうと東野圭吾状態か。
この「ダークタワー」の原作は大長編である。「IT」も大長編と思っていたが、文庫で4冊なのでまだ読んでみようという気になるが、「ダークタワー」は文庫で16冊である。昔、池波正太郎の「真田太平記」全16冊を読んだことはあるが、いかにも長い。
この大長編の映画化で上映時間95分というのはあまりにあっさりしている。僕は原作を読んでいないのでなんともいえないが、これで終わっていいものではない。このあとドラマでやるというウワサを聞いたことがあるが、できたら映画でやり続けてほしい。
ニコライ・アーセル監督の世界観の表現はうまくいっていたと思う。
ただ、本作の映画化へのアプローチとしてはやはり物足りない。
暗黒の平屋1階建
スティーヴン・キング原作ファンを名乗っていながら
誠にお恥ずかしい限りですが、『暗黒の塔』シリーズ
全7部中3部までしか読み終えてない野郎のレビューです。
ファンの皆様、そしてキング先生、お許しください……。
今かれこれ10年振りに再読中ですから……。
という立場でのレビューなのでどこまで書けたものかだが、
まず言えるのは「これ1本で完結!?」と唖然とした事。
原作読破した弟曰く「原作の流れとは全く違う」
そうなので一応安堵はしているのだけれど。
...
映画版のあらすじ。
幾つもの次元に分かれたこの宇宙の中心には原初から
〝塔”が存在し、その〝塔”は宇宙の周りを覆う
闇と火から宇宙を保護する役割を持っている。
その〝塔”を破壊する力を秘めた少年を巡り、
〝塔”を破壊しようとする魔道士ウォルターと、
〝塔”の守護者である最後のガンスリンガー、
ローランドとの対決が繰り広げられる。
この時点で原作の内容がかなり簡略化されていると
気付く方もおられるだろうが、そこは後述として
まず映画単体としてのレビューを書く。
良い点。
鮮烈とまでは言わないが悪くないビジュアルで
描かれたダークファンタジーな世界観、そして
主演陣の演技とクライマックスのアクション。
ローランド役イドリス・アルバはハードで渋いし
ジェイク役トム・テイラーも子役ながら良い演技。
何よりウォルター役マシュー・マコノヒーは◎!
細身をダークスーツに包み、若くも老いても見える彼。
人を玩具のように壊す、さらりとした残忍さが見事。
クライマックスの大銃撃戦&一騎討ちは、
アクション映画として純粋にカッチョイイ。
リボルバーの弾丸を放り投げて空中で再装填し、
跳び撃ち・跳弾・爆破と何でもござれの二挺拳銃無双!
無数の弾丸を平然と防ぎ続けるウォルターの化け物
じみた強さも相俟って、かなり熱い対決シーンだった。
とはいえ、
西部開拓時代のような世界と現代N.Y.を行き来するだけで
終わる物語では、あらすじのような壮大な世界観を表すには
かなり無理があるしオリジナリティも感じづらい。
単純にロケーションや画の壮大さが不足しているし、
“塔”を破壊する方法のあっけなさ(“塔”脆すぎない?)、
敵やモンスターの少なさと印象の薄さなどなど、
土地的にも物量的にもこじんまりしてる印象。
...
ここからは原作を(中途半端に)読んだ身として書く。
まず、原作『暗黒の塔』シリーズはキング自身が
自らのライフワークと語り、第1章の発表から
完結までに22年もの歳月を要した超大作である。
(角川文庫版の場合)文庫本にして全14巻、
総頁数約7400という大大大ボリューム作品である。
3部作ならまだしもそれを95分でやるってあぁた、
そりゃ無理っすよ。単純計算で1ページ0.8秒っすよ。
登場しないキャラやエピソードは山ほどある。
そこを「時間の都合上仕方ない」と百万歩
譲るにしても、やはりこんなにも狭い世界観に
落とし込まれてしまった点は残念至極。
うまく言い表すのが難しいのだが、原作は、
表面的には人間対人間のミニマムなスケールで物語を
展開させながらも、そこに宇宙の理を揺るがすような
マキシマムなスケールの存在がごろごろ転がっている感じ。
死・時・次元といったものがあっさりと流転し、
ありとあらゆる事象のスケールがトチ狂ったような、
そんな混沌とした世界が舞台の物語である。
混沌としているのはキャラクターも同じで、
ウォルターは単なる『悪い魔法使い』ではないし
ローランドも単なる『正義のヒーロー』ではない。
特に原作のローランドは、目的の為なら女子供も
容赦無く利用する非情な男であり、一方では
その後悔によって精神崩壊の一歩手前まで
追い込まれる繊細さも秘めている。
短い尺の中で頑張ってると言えなくも無いけど……
残念ながら映画版は、原作のミニマムな部分も
マキシマムな部分も再現しきれていないと思う。
『暗黒の塔』というより『暗黒の平屋1階建』くらい。
...
映画単品として観れば、
「壮大な世界観に見合ったスケール感やオリジナリティは
打ち出せていないが、主演陣やクライマックスの迫力は
良いのでそこそこの出来」といった所だろうか。
しかし個人的にはやはり「キング渾身の作品の映像化が
こんなハンパな出来とは……」という失望の方が大きい。
製作費が工面できないなら無理に映像化しなくて
良かったのに……何してくれてんのSPEさんよ……。
単品なら3.0判定とする所を、一段落として2.5判定で。
<2018.01.27鑑賞>
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余談:
原作ファンへのサービスか、本作には『暗黒の塔』
以外のキング原作へのオマージュ的なシーンが多い。
4、5作品ほど見つけたが、うーん、他にもあったのかしら。
だけどそんな目配せしたって判定上乗せしませんからね。メッ。
※2018/2/4 誤字脱字等修正
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