劇場公開日 2018年1月26日

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デトロイトのレビュー・感想・評価

全200件中、81~100件目を表示

3.0ここに正義は、ねぇ!

2018年2月21日
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 新たに暴動起こしそうな映画ですね。
 部屋とワイシャツと私ならぬ、密室と鉄砲と拷問。監督のビグロー姐さんの好物が、怒涛の勢いで攻めてくるので、思わずアムロも気を失う…って、ごめんなさい。それ、違う話でした。
 肌の色が異なるだけで、苦しみ続ける歴史は、数えきれない映画になりました。描かれた年代順に並べると、少しずつ、法整備は進んだようです。でも、溝は埋まらない。むしろ分断が進んでいるのかも。
 映画ひとつ観たところで、世界が変わるとは思いませんが、未来が要求しているものが、報復なのか、相互理解なのか、考えるきっかけには、なりました。法律変える前に、人が変わらないとね。

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機動戦士・チャングム

3.5アメリカの暗部と明部

2018年2月18日
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鑑賞方法:映画館

スリービルボードを見て、人間の心の根深さを考えさせられたが、このデトロイトはアメリカの持つ差別意識の根底と人の恐さに目を背けたくなった。銃規制の問いをそのままにしている現代のアメリカの姿がそこにあった。しかし、それをハリウッドが取り上げる姿に頭が下がる。我が日本、日本人として問いかけなければならないんだと思いませんか。

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ぽっくん

4.5息も詰まる緊迫感

2018年2月17日
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鑑賞方法:映画館

怖い

悲しい

ビグローの追求するリアリズムはとどまるところを知らない。

一旦、事件現場となったモーテルに場面が移った途端、ほとんどカメラは外部に出ることなく至近距離で事件の一部始終を追う。
息が詰まらんばかりの緊迫感と、登場人物たちの狂気。

人種差別を差別される側に立ってことさらに非難するのでもなく、黒人たちのおろかな行動もリアルに描き出す。

恐ろしいのは、常軌を逸した市警の警官よりも、人権問題に関わりたくないと、その場を後にする州兵の行動だ。
止めることができたのに、止めなかった者の罪は重いと思うが。

事件が収束したその後、
スター・ウォーズのフィン演じる警備員が、一転罪を着せられる展開から、
罪の重荷に耐えかねた警官の自白、
裁判へと急展開。
どの人物にも寄り添うことなく、ドライかつスピーディーに結末へと走り抜ける。

観る者は、これが実際に起きたことだということに、ただただ驚愕し、戦慄を覚えるのだ。

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kazz

3.0日本人の私には戸惑いしかない…

2018年2月15日
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鑑賞方法:映画館

白人の迫害から不満を募らせてきって爆発したデトロイト暴動。だけど自分の街に放火し奪略する黒人には同情も沸かず、どんな理由があろうとバカな奴としか思えず。壊された窓ガラス、略奪、放火…。瓦礫の街の惨状に、「地震が起きないから出来るのかな💢人に責任はなくとも大地震起きればこんな惨状にすぐなるのに」という思い。
そして対する白人もバカな奴だった。
いや白人が、黒人が、ではなく『権力や特権、暴力を持った奴』がどうしようもなく無知で横暴だった。

人種に関係なく、光るダイヤモンドのような人間も描かれている。
「時計仕掛けのオレンジ」の主人公のような白人の警官役の俳優さんの迫力、モーテルにいた被害者を演じた俳優さんたちの怪演があってこちらも恐怖で震えた。

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夢は映画館の部屋を作ること。

4.0胃がいたい

2018年2月15日
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鑑賞方法:映画館

緊張感と閉塞感。圧倒的絶望感。

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echo

4.5明けない夜があった。

2018年2月14日
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映画を見終わったあと、とにかく誰かとこの映画について考えたことを話してみたいと強く思いました。

あの現場にいた人たちは、白人にしろ、黒人にしろ、それぞれどんな朝を迎えたのだろう。
こんなに希望が持てない映画は初めてだったかもしれない。
無念すぎます。
すすり泣く音が館内に所々響いたのが印象的でした。
私も怒りによって涙が込み上げました。
とても心に残りました。

映画は、夢や希望を与えるだけではなく、体験者じゃなくてもこんなに大きな痛みを残すことがあるのだなと知りました。
見終わっても、何もいいことはなく、辛いです。
肌の色って、何で違うんだろうという、どうしようもないことが、ぼんやり浮かんできてしまいました。
余程の覚悟を持って臨まないといけない映画です。
そして、それが本当にあったことだと知ると、いたたまれます。

愚かすぎる人々です。
一つ違う選択をすれば、全く(良い方へ)違ったのではないかと思ってしまいます。
共感とか、仕方がないよなとか、そんな気持ちが一つも湧きませんでした。
だから、ずっと「何でだよ!」という反発と怒りを伴って、映画を見ていました。

この問題作を、ちゃんと放映できるアメリカに敬意を表します。

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ハクタカ

4.0差別から生まれるイジメ

2018年2月14日
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それぞれの登場人物の心理描写が非常に素晴らしかった。
人種差別をテーマに、暴力に抑圧されていく人々、暴力を振るう人々の緊迫した時間は見ていて息がつまるほどだ。

この映画を観た後は何日も心に残り色んな事を考えさせられるだろう。

差別とは決して特殊な問題でなく我々一般人も生きていくうえで、考え、答え出してなければいけない問題だ。

日本のような平和で一見問題のなさそうな社会ですら、差別から生まれる人間同士の上下関係をつける事で発生するいじめで苦しんでいる人々がいるのだから。

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けんけん

3.51967年の悲劇

2018年2月13日
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60年代デトロイトで起きた暴動から始まる。モーテルでの発泡が引き金となり、白人警官に無実の黒人と居合わせた白人女性が拷問を受け、裁判にまで発展する実話を基にした作品。

アメリカの人種差別は今なお根深く存在しているが、今になって白人至上主義に世界中が疑問視するようになっている。当時の白人による人種差別や横暴がたとえ裁判で裁かれなかったとしても、このような形で世界中に暴露されることで、時代が彼らを裁くことになるのであろう。

ただ、数十年後、揺り戻しが起こり、黒人や有色人種が世界を支配する時代が来てもおかしくはないので、いつの時代にも人種差別は起こりうる問題なのかもしれない。

モーテルのシーンでは全体的に緊張感や嫌悪感が感じられず、やや表面的な印象をうけたが、裁判のところまで含めるとしっかりと纏まった良作ではなかろうか。それと、これを観るとデトロイトがなぜゴーストタウンになったのかがよく分かるだろう。

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TOKIES

4.0ホラーより怖い

2018年2月13日
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鑑賞方法:映画館

怖い

幽霊よりも怖いのは人間だ
この言葉を聞いて想像したのはクレイジーなストーカーだったけど、この映画を見て人間の恐ろしさに身体の芯から震えたよ。

動物は本能で生きている。
縄張り争いで時に生きる為に殺し合いをする。生きる為に他の動物を殺して食べる。しかし意味なく殺す事はない。本能で理解しているのだ。

動物と人間の違いは感情と理性がある事。感情があるから家族を愛し優しくなれる。感情があるから危害を加えられると怒る。

理性があるから怒りの感情をおさえられる。理性があるから怒りの感情で同種族の人間を殺してはいけないと思う。

しかしながら現代の人間は同種族である人間を様々な理由で殺す。

戦争と言う縄張り争い。
自分と違う者を排除しようとする差別。
理性があるのに、無意味に殺してはいけないと言う本能を感じない人間がいる。

動物としての本能や感情を理性で押さえられず人を殺す者は
野生の動物以下の存在なのではないのか?

黒人より白人がえらいと思い込み、平気で暴力をふるう人間は動物以下の存在ではないのか?

世の中のものにはすべて対があると言う。

男と女、空と海、光と闇、善と悪

理性がある人間、ない人間
差別する人間、しない人間
人を殺さない人間、平気で殺す人間

これは普遍的に存在する対となるものなのか?
理性と教養を持ち動物以下の人間がいなくなる世はこないのだろうか?

トランプが大統領になり、アメリカに潜んでいた差別主義者達が、理性を持っているはずだろう人間が、差別を声高に叫ぶ恐ろしさ。

この映画を二時間かけて見る事はもはやホラー映画よりも恐ろしい経験であった。

なぜならこれが遠くない過去に実際に起きた事件だから。

人間と言う生き物は本当に恐ろしい。

二時間半の間、その恐怖を喉元に突きつけらる恐怖はもはやトラウマだ。

今夜はホラー映画よりも怖い夢をみるだろう。

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TRINITY

3.0黒人差別の歴史を

2018年2月12日
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1960年代のアメリカはまだこんな状況だった、ということは、日本人も知るべきですね。

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ブースカちゃん

3.5後味の悪さ

2018年2月12日
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怖い

悲しい

テーマがテーマだけに面白い映画では当然無いわけだが、
警官役がとても気に入らない人間過ぎて凄い。
これが実話ベースで作られたというのは辛い。

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toosumi

4.0怖すぎて

2018年2月12日
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鑑賞方法:映画館

途中で吐き気が…。これが事実ならアメリカ嫌いになりそう😣💦

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yupa

5.0今のアメリカを投影する映画

2018年2月11日
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走り去る黒人を背中から撃つ警官の映像が流れる今のアメリカを知っていると昔の出来事とは思えません。

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dilbert4216

3.0黒人のスターターピストルから始まった物語!

2018年2月11日
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鑑賞方法:映画館
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けん

3.5人種差別

2018年2月10日
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ホントの話。しかも今も似たような事が起こってる現実。
映画自体がどうとかでなく、胸糞悪い。

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kyocool

4.0ちわちわ

2018年2月10日
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鑑賞方法:映画館

日本人にあまり馴染みのない人種差別ですが、アメリカに行けば白人、黒人、ラテン系に次いで最下位に位置する黄色人種のおいら達です、いかがお過ごしでしょう。

扱ってる題材はデトロイト暴動における一幕です。

暴動当初の道徳が狂ってる感じだったり、今も深く根付いてるであろう人種差別の感じが、海のこっち側にいながらなんとなーく感じることができるくらいには臨場感があり、独特の雰囲気が終始流れるつくりがされています。おススメ。

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ゆとーふ

4.5Survive the night

2018年2月10日
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鑑賞方法:映画館

怖い

悲しい

デトロイト暴動の最中に起きた事件を扱った半ノンフィクション。
アメリカで黒人の暴動が起きると、商店を壊して商品を奪っていくのは現代とあまり変わらない。白人警官による黒人への暴力も。扱ってる時代は50年以上前でも、問題は現在でも残ってるんだと実感させる映画だった。
ことなかれ主義でやり過ごそうとする人(個人警備員)に腹立たしい感情も生じたが、この夜を生き残れ(Survive the night)って台詞は重い。考えさせられる映画の最高峰だ。

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kenshuchu

4.0胸糞悪い映画

2018年2月10日
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鑑賞方法:映画館

予備知識なしで鑑賞。暴動が起きる背景から事件までをちゃんと描いてくれているからすんなり理解できる。
人種問題の根深さは日本人の私にはちゃんと理解するのは難しい。ただ、だからこそ、人種差別から狂気に走る警察官の異常さは得体の知れない恐怖があった。
心にある差別意識は表面化するとあんなに残酷なことができるのか。
3人の警察官はもちろんだけど止めなかった州警察も兵士も狂ってる。
銃の音にいちいちビクビクしながら観た。まるで当時事件現場にいながら何も出来なかった傍観者の気分。
ホント胸糞悪い映画だった。

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あき

4.0理不尽極まりない

2018年2月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

暴動の様子から事件に至るまでの描写は、少し長いと感じましたが、やはり事件の場面はリアルな緊迫感があり、差別意識や偏見からくる暴力の恐怖をまざまざと見せつけられます。
しかもそれが公的な権力のある警官ということで、なお恐ろしいです。

事件現場のホテルに居合わせた人々は、本当に理不尽極まりないと思います。
差別意識や偏見の根深さ、公的権力が暴走する恐怖、被害者の人生等々、考えさせられる作品でした。

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nakadakan