「たぶん愛ですね」犬猿 marさんの映画レビュー(感想・評価)
たぶん愛ですね
あえて言うけど、新井浩文は良い役者だったと思う。
どうしようもないクズだけど、どこか優しいというか。
プレゼントを断られた時のさみしそうな表情や、手加減した兄弟げんかとか
本当は弟のことが大好きなんだけど、素直にできなくて
むしろ本人ですら大好きなことを自覚してないかもしれないっていう。
それと比較して姉妹の方は割とガチな対立というか
本質で似通ってて、その発露がぜんぜん違う兄弟と
本質は全く違うんだけど、理性でつながる姉妹みたいな。
映画としてもドラマチックで面白いし、
言葉にしにくい、たぶん”愛”といっていいものを描こうとしている作品。
ちょっと期待以上に良かった。
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