「なんのための刑務所か」ブラッド・スローン marさんの映画レビュー(感想・評価)
なんのための刑務所か
うーん、ハードボイルド。
多かれ少なかれ、ワルに憧れてしまうのは男の性なんだろうか。
エリートビジネスマンが刑務所でギャング化していく話なんだけど、
収監される前のシーンを所々に入れてくるバランスが秀逸。
「徐々に繋がっていくストーリー」と「現在進行系のストーリー」の
2つを同時に見ていく感じで、最後まで飽きさせずにグイグイ引っ張る。
主人公の心情が分かりにくい部分もあるにはあるけど、
そこは多くを語らないのがハードボイルドってことでOK。
それにしても刑務所が犯罪者の養成所になってるっていうのは皮肉なこと。
一度 道を外れたら、なかなか戻れないっていう理屈がよくわかった。
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