「罠にハマりきれなかった」去年の冬、きみと別れ erieeさんの映画レビュー(感想・評価)
罠にハマりきれなかった
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冒頭に点字で手紙を書く女性がスクリーンに映し出される。
カメラマン木原坂のスタジオで撮影中の火災により盲目の女性が焼死した。
殺人事件から一変、事故となり木原坂の仕事は以前よりオファーが増える結果となった。
フリールポライターの耶雲なる男が出版社に木原坂の事故が実は殺人だと言う企画を持ち込む。
上司から耶雲の面倒を見るよう言われた小林は耶雲に思い込みは危険だと釘をさす。
耶雲は取材で木原坂姉弟は幼少期に父から虐待を受けていた事を知る。
資産家の木原坂家に強盗が押入り父は殺害されたが事件は未解決。子供達の目撃証言による犯人は見つからない。
耶雲は仮説として、子供達の偽証を疑う。
そして共犯者の存在にも気づきはじめる。
木原坂の姉と出版社の小林の関係から父親殺しの共犯だと気づく。
この辺りまでは耶雲の感情の無い棒読み演技が目障りで仕方なかったが、耶雲の正体がわかるにつれてこれは演技だったのか?本当に芝居が下手なだけかがわからなくなる。
耶雲が全て周到に仕組んだ罠に木原坂姉弟は掛かった。
小林は愛する人の無残な死体を三者の立場で見せられた事を知りショックを受ける。
これこそが恭介の本当の目的、完全復讐劇。
全てを終わらせた恭介は木原坂と小林へ事実を書いた本を贈る。
2人のY.Kへ…
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