シンクロナイズドモンスターのレビュー・感想・評価
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古いアメリカ的価値観に迷惑する諸外国
賛否両論ある今作、私も最初は少々懐疑的でした。
ライムスター宇多丸さんの評論を訊いてこれは!と思い観に行った次第。
最近頑張ってるアン・ハサウェイ演じるダメダメっ子も
今見ると新鮮でいい感じ。
田舎に帰って昔馴染みと会う感じも有る有るだよね〜〜
で、宇多丸さんも指摘していたけどアメリカの田舎のパブ、
西部劇のセットそのままかい!!みたいなお店が
都会から帰ったアン・ハサウェイ演じるグロリアには新鮮に見えたのも
今時の地方の村起こし拠点みたいな感じで解らなくはない。
けど、村起こしは古い建物を今風の運営ノウハウで活用してこそ成功するもの。
グロリアの田舎にあったのは、中身もその時代のままの
古臭い〇〇ファーストだった!みたいな話。
なんでソウルの怪獣とアメリカの田舎がシンクロするのかについては
少々無理矢理感が否めないないけど、
アメリカの田舎の古い男的価値観が、地球の反対側まで迷惑を振りまき
無関係な人々を殺害してゆく姿はまるでどっかの迷惑大統領だよね〜
そこを普段はダメダメな女の子のグロリアが必死で止める。
まるで、普通の女たちの奮起を促すかのよう〜
そして最後は!!!
そのヤッタ!っていう瞬間にアップに堪えるのは
アン・ハサウェイ クラスの女優でないと説得力がないよね。
無名の女の子では、無理!!
この映画を観て「やるやん!ハサウェイ!」と納得してくれる男は
ちょっと見所ある!とおばさんは思いますよ(笑)
古い男的価値観は今や災いしかもたらさないんだよな〜〜
★もう一度観るなら? レンタルDVDや有料チャンネルでも観る
期待と違う!
ポスターや宣伝からして、アン・ハサウェイのもっと楽しいコメディかと思ってみたら全然違う!何だこの陰気な映画は!キーファ・サザーランドに似た悪役の人が怖すぎて、引いたんですが。コイツ完全にイカれてやがる!動機が不明すぎてそれしか言いようがないです。あと、本当に怪獣要素が必要だったのか?最後までわからない映画でした。
大筋はいいが、つまずきが多いかな
仕事をクビになって、自棄クソ気味に自堕落な生活を送っていたら同棲相手に追い出される。とりあえず田舎の故郷に帰ってみた「ダメウーマン」が、なぜか韓国ソウルに現れる怪獣と行動がシンクロしてしまうというお話し。短くまとめると結構意味がわからなくて面白い。
けれど、話の進め方はかなり雑。登場人物ほぼ全員の立ち位置、あるいは行動原理が統一されていないように見える。特に、オスカーの行動原理はさっぱりわからなかった。一番重要そうなのに。
いっそのこと人間ドラマ部分を捨ててバカ騒ぎ怪獣コントにでもしてくれていた方が楽しめた。怪獣の顔も、よく見るとピグモンみたいでかわいらしいし。
アン・ハサウェイのダメウーマン演技は最高に面白い。オスカーダンスをしているときの顔、最高にいい表情をしている。これがアカデミー賞女優にやらせることかと思うと笑えて仕方がない。アホウーマンとまで言っていいかもしれない。だからこそ怪獣がかわいく見えたのかも。
オスカーのつかめなさ?不気味さ?何というかよくわからない感じもよい。ジェイソン・サダイキスという名は初めて聞くけど、アンに負けない存在感を放っていた。
オチは、まあ、妥当ではないだろうか。脚本にケチをつけるなら、子供時代の回想シーンがなかったら完成度が高まったかな。
やはりこの程度
アンが出てるのに単館上映なのには訳がある。それは面白くないから。まあまあ、クスッくらいはあるけど面白くない。そもそもなんでなんで韓国?ロケしやすいから?人物の描写も中途半端で感情移入もできない。残念な作品でした。暇つぶしくらいにはなります。
コレを絶賛している人は多分何を見ても面白く思える感情豊かな人なのかも。
映画の宣伝はあてにならない
アンハサウェイのダメウーマンぷりが観れると期待したのに、全然話が違うじゃないか。やっぱモテ女じゃないか。それに人の命を大切にする立派な人格者じゃないか。
もっとブラックさがあればもっと面白くなる気がしたけど、前半は中途半端なコメディって感じかな。
それよりも悪役が精神歪み過ぎてて、今まで観たあらゆる作品の中で一番恐かったです。
シンクロナイズドモンスター
2017年106本目の劇場鑑賞。
アン・ハサウェイが、
韓国に出現した巨大モンスターとなぜかシンクロしてしまったズボラでダメダメなヒロインを演じた異色の怪獣映画。
アン・ハサウェイが「怪獣」になった映画なんですが、
むしろ独創的すぎるというか、
あらすじからは予想もつかない展開に発展していきます。
全体を通してヒロインの迷走ぶりと、
だらしなさが描かれています。
怪獣だけでなくロボットも登場するのですが、
本来ならロボットが正義で怪獣が悪だと思いがちですが、
本作はそれが逆だというのが面白い。
モンスターパニックというジャンルで見れば、
パニックシーンのボリュームが物足りないですが、
低予算なので仕方ないです。
監督曰く本作は「大日本人」の影響を受けているという。
映画好きなら否定しないでほしい
原題「colossal」は巨大な、という意味。
邦題を、英語ネイティブならどう受け止めるかはわからないが、こちらのほうが的を射たタイトルのようにも思える。
米国に住む女性がなぜか韓国ソウルに現れた巨大怪獣にシンクロしてしまう…という絶対あり得ない発想からスタートした物語。
主人公を取り巻く、今の仕事や男といった状況と、ふるさとでの少女時代の記憶などをうまく対比して織り込み映像化している。
この奇想天外さを受け入れられるかどうか、見る者を選ぶような作品ではあるが、素直にそのハチャメチャぶりを笑って見れば楽しめる作品だろう。
元恋人やふるさとで再会した幼なじみとの「男女関係」も描き方は雑ではない。
主人公に恋しながらもうまく対応できない男達の姿もリアルに描き、そのリアクションを巨大ロボットになって示すなんていうのは規格外のおもしろさですよ!
が、東京・渋谷の映画館内では笑い声もほとんど上がらず、少なくともここに来た観客の受け止め方は厳しかったようだ。
劇場を出たら、「ぴあ調査隊」の人に点数を聞かれて「80点」と僕は答えたが、隣にいたオタク風の男は「25点」とばっさりだった。
あんた、頭カタイよ!
アン・ハサウェイのプロモビデオ
…とは言え、金無し職なし彼氏なしのグロリア(アン・ハサウェイ)が遠く離れたソウルにいる怪獣とシンクロする…というアイデアは凄く面白かったと思いるます。
だけれどもそこからの展開は雑だったです。
失恋からかバーのマスターが突然サイコパス化してグロリアと対立し、敵対ロボットに…という経緯が分かりにくい、なぜ舞台がソウルなのかもわかりにくい。
アン・ハサウェイ出演のダメダメ感出てるB級映画が観たい人向け映画。(そんな人いるのか??)
スペイン人の監督らしい
最近のスペイン人監督って日本のオタク文化を大ネタにしてくれますね。そこにアン・ハサウェイという名優を持ってきたことは快挙ですよね~。
ミスマッチもはなはだしいのですが、そこがスペイン人監督の映画らしいとも言えます。ストーリーとセリフもなんかおかしい。だってただの酔っぱらいのケンカですよ。それがなんでアメリカからソウルを破壊できることになるんじゃー?もうメチャクチャですよね。それを映像にする強引なセンス、見習いたいなぁ。
タイトル
157本目。
邦画タイトルは間違いないんだけど、ポスタービジュアルでB級コメディなのかなと。
序盤は確かにそんなテイストではあったけど、後半はあれ?
オープニングのタイトルで確かに?とは思ったけど。
思い込みのせいで、やや消化不良気味だったけど、これはこれでいいんじゃないかと。
お気に入りのアン・ハサウェイ観れたしね。
アイデアは面白かった………けど
着想はとても面白かった!
でも、まとめきれなかった感がいなめない………
『モンスターとのシンクロ』が面白いと思ったあとは、『で、………それで?』という気持ちのまま
エンディングを迎えてしまった感じ
後半に向かっての、主人公(アン ハサウェイ)の男がらみの色々は、ストーリーの勢いを失速させて、観客の気持ちがなんとなく離れて、飽きてきてしまう原因になってしまう気がしました。
正直ダメ映画………と言って酷評してしまいたいところですが、一風変わったアイデア作品にチャレンジしている事は気持ち的には評価したい
女性の“強さ”
試写会にて。
いままで見たことのない異質な映画なのだが、なぜだろうか。考えれば考えるほどいろんな解釈があるし心に響くものもある。
あらすじや予告を見る限りかなりポップな感じでアホくさいコメディのようだが、人間の奥底の心理について私たちにも問いかける要素もある。
やはりキャスト陣の魅力が大きいだろう。アンハサウェイは『プラダを着た悪魔』や『マイインターン』などの出来る女性のような役どころが多いが、今作では酒を飲んでは寝ての繰り返しというなんとも絶妙なダメ女。しかもそれがかなりハマっていて違和感どころかアンハサウェイってこんな人なんじゃないかと思わせるほどのハマりっぷり。
そして、ジェイソンサダイキス。彼の出演作は実は全然見たことなかったのだが、この作品ではむしろアンハサウェイより存在感があり、この映画のメッセージ性やスリルを全て担ってたような気がする。まったく同じ立ち振る舞いのはずが印象をガラッと変えてくる演技力には衝撃。
ダンスティーヴンスの情けない感じもなかなか良かったです。
後味の悪い映画はその後味の悪さが逆に良さだが、この作品は後味が良くて悪いというか、微妙な終わり方。しかしそれが後々効いてくる。
衝撃的で画期的な作品ではないか。
そもそもなぜソウルに怪獣に…
なんとも、なぜ?感ばかりな作品だった。
設定はコメディなんだけど、シリアルありサイコあり怪獣ありとなんともチグハググッズをごった煮したような出来栄え。
女性の自立物語みたいだけど、なにもこんな設定にしなくても。
アンハサウェイとか名前がとうっているから良いけど無名俳優ばかりだったらトンデモ映画だね、これは。
まあ、面白かったけど。ちなみに怪獣シーンはそんなにありません。
時間の無駄😡
アメリカの映画評論家の高評価に騙されて、国際便の飛行機の中で観た。
ただだったけど、貴重な時間を浪費した。
全く好感持てない、感情移入できない主人公。面白くない結末。
映画評論家が洋の東西問わず、如何に当てにならないか、改めて思わせる映画。
今まで1000本以上、映画観ているが、ワースト3には入る。
映画評論家で唯一、レックス・リードだけが、本作に4つ星評価で星0とし、的を得た評価をしている。
「理解不可能で見るに堪えない」
同意。
人類の危機と痴話喧嘩を同時進行で描くちょっと風変わりな怪獣パニックもの
失業中のグロリアは毎晩友達と遊び呆けていたのを同棲中の彼氏ティムに咎められてアパートを追い出される。やむなく郷里に戻り幼馴染のオスカーが経営するバーでバイトを始めたグロリアだったが、韓国のソウル市内に巨大な怪獣が出現したことをニュースで知り、さらになぜか自分の動作がソウルの怪獣とシンクロしていることに気付き驚愕する。オスカー達に秘密を打ち明けたグロリアはなんとかソウルの街を救おうとするが事態は意外な展開に。
今やオスカー女優として確固たる地位を築いたアン・ハサウェイが演じるグロリアは髪の毛ボサボサでだらしない酔っ払いですが、あれやこれやの予想外の展開の末に彼女が遂に意を決して起こす行動がバカバカしくもカッコいい。
監督はスペイン映画の珍作『エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる』のナチョ・ビガロンド。どちらの作品も人類の危機と他愛のない痴話喧嘩を同時進行で描いた話ですが、本作には清々しい爽快感があって後味すっきりです。
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