「裸で銃を持つ男」バッド・ウェイヴ りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
裸で銃を持つ男
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米国西海岸のヴェニスビーチで町唯一の探偵業を営むスティーヴ・フォード(ブルース・ウィリス)。
ノーラ(ジェシカ・ゴメス)という若い女性を探すように依頼を受けた。
助手のジョン(トーマス・ミドルディッチ)の行動であっさり女性は見つかったものの、生来の女好きから女性の兄ふたりから追いかけまわされる羽目に。
それがどうしたことか、トラブルがトラブルを呼んで、大物麻薬ディーラーや馴染みのユダヤ人不動産業者もかかわって、ハナシがややここしくなってくる・・・
という物語で、冒頭から素っ裸でスケートボードで逃げるスティーヴが描かれ、『裸の銃を持つ男』ならぬ、「裸で銃を持つ男」になってしまうあたり、結構面白い。
その後の展開も、すったもんだのくんずほぐれつ、こんがらがった物語も置いてきぼりを食うこともなく、巧みにさばけていて、そこそこ楽しい。
まぁ、中盤あたりは少々中だるみはするものの、熟年離婚に突き当たったサーフィンショップの主人デイヴィー”モンキーズじゃないよ”ジョーンズ(ジョン・グッドマン)とコンビを組んで暴れまわるあたりになると、再び面白さも盛り返す。
狂言回し役の助手のジョンが意外に活躍しないなぁ、と思っていたら・・・というオチも面白いのだが、全体的にちょっとタイミングが悪い感じ。
なお、スティーヴが愛犬をやたらと可愛がるのは『ジョン・ウィック』のパロディかしらん。
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