「超B級でも一癖あり。殺せない悪霊の倒し方。」ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
超B級でも一癖あり。殺せない悪霊の倒し方。
【賛否両論チェック】
賛:決して倒せない悪霊の惨劇に、主人公とヒロインがどう立ち向かっていくのか、B級の中にもハラハラさせられるものがある。
否:作品自体は、ストーリーも描写もB級そのもので、人によっては嫌いそう。グロシーンもかなり多め。
雰囲気はまさにB級そのものですが、一筋縄では行かないのは、人々に取り憑き殺戮を行う悪霊が、「殺した人間へと次に取り憑いてしまう」というところです。そのため、倒しても倒しても悲劇が止まらず、パニックになる小さな町で、主人公がどう活躍をしていくのか、否が応でも注目してしまいます。
ドルフ・ラングレン演じるジェビダイアの、絵に描いたようなニヒルなキャラクターも、なんとも憎めないところ。決して強いわけではなく、人間臭さが溢れる感じもイイですね。
良くも悪くも、B級映画好きには好まれそうな作品です。
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