「人類史を塗り替え、自分史を書き換えた男」さらば青春、されど青春。 日高雄介さんの映画レビュー(感想・評価)
人類史を塗り替え、自分史を書き換えた男
現代の仏陀・大川隆法氏の青春立志伝としては、なかなか上手く描けていると思う。
自慢話多過ぎ、恋愛パート(後述)多過ぎ、いくら何でも美化し過ぎなのは確かだが、氏が会社を辞して独立する直前の葛藤などは
見応えのあるものだった。脱サラしてまで立ち上げたのがアレである事を気にしなければ。
んで、だ。ここからは幸福ウォッチャーとしてのゲスな分析だけども…
氏が、自己プロフにおいて1浪や国1試験、司法試験や大学院残留に挫折した過去を度々「書き換え」ており、
そして昨今、元夫人・きょう子氏の過去世を女神アフロディーテから背信者ユダに「書き換え」た事は周知の事実であるが
今作では遂に、教義上のみならず史実においても「夫人の書き換え」を行うに至っている。
東大時代に一目惚れしたお嬢さんとは結局何事もなく、仕事で知り合った別嬪さんこそが運命の相手だったんだよ!ななんだってー!?と。
映画を使って。
総裁、よっぽど奥さんが嫌だったんだね…
でも、こういう態度が仏陀として良いか悪いかは知らないけどさ、シッダルタとして、男としてはダサいよ。
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