「ドキュメントのように」さらば青春、されど青春。 Yayaya Djさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメントのように
教祖の幸福の科学設立前の経緯については、幸福の科学の信者なら誰でも知っている。会の設立の経緯についても、いろいろに語られているもので、清水富美加が演じている役以外のストーリーは概ね知っている。多分、実話をベースにして、多少、虚構を入れているのだろう。
就職した商社も物産とか三菱というような大手ではない。司法試験も落ちたなどと、初期のころ、伝道した人たち、特に東大に詳しい人たちにはさんざんけなされた。つまり、人の評価に対してそういう見方をする、いわば凡人が、今の社会の主流を占めているしマスコミなどもそういう見方をする。
そういう世の見方に対しても、反論するでもなく、あるがままに、シンプルに実態を反映して描く。
超能力の描き方も割合シンプルであるがまま、という描き方だ。当然ながら、そういうものを信じない人もいるだろう。
また、いわゆる奇跡は、会員ならよく見聞きしているだろう。金粉がふるとか、病気が治ったなど。これもめずらしいことではない。映画の描き方もシンプルにあるがままという感じがした。
清水富美加というスターを迎えたことで、幸福の科学の映画がどうかわっていくのか。制作の主要部分に次世代の人々が深く関わってきた。制作の映画も幸福の科学自体も、世代交代が始まっており、映画製作にも世代交代の波が始まりかけているのだろう。
長谷川奈央さんが、才媛の役を演じていたが、すごく魅力的で上流階級のお嬢さんという感じがよくでていて、リアルに東大にいそうな感じがした。清水富美加から学んでいることが、相当にありそうだ。ラブレターへの返事も、あの通りだったのだろうか。それは、一般の人には語られていないので、いつか誰かに聞いてみたい、と思った。
この感想文、映画としての見方はなにもかかず、シンプルに感じたことを、感想文のように書いたけど、映画をみてみようかと迷っている人に、なにか参考になっただろうか。