「ジャニーズらしからぬ最高の映画」ニート・ニート・ニート　ゆ。さんの映画レビュー（感想・評価）

1冊の小説を2時間にまとめるというのは本当に難しいことだと思いますが、原作をアレンジし、原作とは違う部分も多いのに全ての事情がしっかり説明されていて、脚本の宮野監督のすごさが分かる映画です。
3人のニート達の事情や、謎の家出少女の過去など1度目で理解するのが難しかった場合には2度目ぜひ見て欲しいです。理解出来た時納得は感動を何倍にもしてくれます。
出演の安井謙太郎くんと、出演者の森田美勇人くんはジャニーズJrということですが、キラキラしたイメージをかなぐり捨てて体当たりで挑んでいるようで本当に世界観に引き込まれ、ハラハラドキドキしたり、くすっと笑ったり、思わず泣いてしまったり感情が揺さぶられる映画でした。
あまり期待していなかっただけに、私達の想像しだいでどうにでもなるような結末や、北海道の雄大な景色の迫力や、｢生きる｣ことについての訴えに本当に感動しました。
OP曲も1度しか流れませんが、すごくいい歌詞で、映画の内容にピッタリなのでぜひ注目して欲しいです。

見る映画に困ってる人や、恋愛映画に飽きた人だけでなく、今をなんとなく生きている人や、励みがなくて辛い人、もう一度青春をしたい人にぜひ見て欲しい映画です。
ジャニーズという言葉だけで除外せず是非とも見てください！